ノーブラは乳がん予防になる?女性が知りたいブラジャーの健康効果
ブラジャーを長時間着用していると、早く外したくなることありませんか?締め付けられる感じや苦しい感覚から早く解放されたい。そんな気持ちになります。
また、その締め付け感が、体に負担かけているような気がして、不安になることもありますよね。
今回はそんな女性のために、ノーブラでいた場合のメリット・デメリット、また
乳がんとの関係性などについて、詳しく医師に解説していただきました。
ノーブラのメリット

ブラジャーの素材(布地の線維やワイヤーの金属)に対する 金属アレルギーがあると、かぶれることがありますが、ノーブラなら心配がいりません。
妊娠・授乳中のサイズ変化を気にしなくてよい
妊娠中や授乳中など、乳房のサイズが急激に変化したりして、きつくてブラジャーができないときは、ノーブラで過ごさざるを得ない場合があります。
締め付けがない、服にひびかない
締め付けがなく楽ですし、また、肩ひもやブラジャーのシルエットが服にひびきません。
ノーブラのデメリット

垂れたり、形が崩れる
乳房が垂れやすくったり、歩いたり運動したりすると乳房が揺れ、動きにくくなります。
さらに、乳房が強く揺れると、乳房を支えている皮下組織や靭帯が損傷し、ますます垂れたり形がくずれたりしやすくなります。
肩こりの原因に
乳房の重みが肩にかかり、 肩こりがしたり姿勢が悪くなりがちです。
あせもやかぶれが出やすくなる
乳房の下側に汗が貯まりやすく、ブラジャーの布地が汗を吸収してくれないため、 あせもや かぶれが出やすくなることもあります。
透ける心配がある
乳首のシルエットが服の上から透けて見えてしまいます。 ノーブラが乳がんに効果的?

アメリカで行われた研究
アメリカの研究者が、ブラジャーを1日中している人は、全くブラジャーをしない人に比べて125倍も乳がんになりやすいという説を発表したことがあります。
その理由として、ブラジャーの締め付けのせいで老廃物や毒素が乳房から出ていくことができず、蓄積してがんを引き起こすのではないかと考えられました。
また、他の研究でもやはりブラジャーをしているとノーブラの人より2倍程度乳がんが起こりやすいとしています。
研究の疑問点
しかし、対象になった人数が少なかったり、食事・喫煙など他の要素を考慮に入れていないなどの問題点もあり、逆にブラジャーをしていても、ノーブラでも乳がん発生率に差はなかったとする研究発表もあります。
また金属製のワイヤーがアンテナのように電磁波を受け取ってしまうことで、乳がんを引き起こすのではないかという説が出たこともありますが、こちらについては医学的検証はされていません。
結局、ブラジャーが乳がんのリスクなのかどうかは決着がついていません。
《参考文献》
・Dressed to Kill: The Link Between Breast Cancer and Bras 1995年 Soma Grismaijer, Sydney Singer
・Breast size, handedness and breast cancer risk. European Journal of Cancer. 1991;27(2):131-5.
夜寝る時もナイトブラをつけた方が良い?

ナイトブラは背中や腋の皮下脂肪を乳房のほうに寄せることで、バストアップ効果があるとされています。
また、あおむけ寝や横向き寝の時に、乳房が流れて形が崩れるのを防ぐといわれていますが、どの程度の効果があるかは医学的に検証されておらず、必要とも必要でないとも言えない状況です。
胸に悪影響を及ぼす行動や生活習慣

乳がんのリスク因子
・ 肥満
・アルコール多量摂取
・運動不足
・出産経験がない
・初産年齢が高い
・授乳経験がない
・初潮年齢が高い
・乳がんの家族歴がある
など
なお、脂肪の少ない食事、緑茶摂取、大豆イソフラボンが乳がんリスクを減少するかは、まだ根拠が不十分で結論が出ていません。
最後に医師から一言

ブラジャーは大正時代に日本に輸入されました。現在日本ではブラジャーを全くしない人の方が少数派でしょう。
ご自身の体の変化やライフスタイルに合わせてブラジャーを選び、乳房の形や大きさだけではなく、健康についても考えていけると良いですね。
(監修:Doctors Me 医師)