【プロ野球】今年がラストチャンス? レギュラー奪取に燃える上本博紀(阪神)が背番号に込める想い (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■二塁のレギュラー奪取に挑む

 背番号4を返上したとはいえ、上本が狙うポジションは二塁に変わりない。今シーズンの阪神の二塁は、かつてないくらいの超激戦区となっている。

 若手優先の起用方針から遊撃を外れ、未だポジションが定まらない鳥谷敬。キャンプで頭角を現し、打撃・守備ともにほぼ合格点のルーキー・糸原健人。ファームでリハビリに励み、完全復活を期す西岡剛。守備ではほかを寄せつけず、スイッチヒッターの特訓も積んでいる大和。ほかにも荒木郁也や板山祐太郎も参戦し、ライバルは数えきれない。

 上本の武器は小柄だがパンチ力のある打撃と、足を使った攻撃が仕掛けられる機動力だ。逆に不安要素は、スローイングも含めた守備力。

 このキャンプでも、上本のスローイングの難点(球を離す際の引っ掛けるクセ)を矯正するために、金本知憲監督が打席に立ち、バッティングピッチャーとして、投球練習をする珍しい光景がみられた。

■背番号00が最大の転機になるか

 自己最多の131試合に出場した2014年シーズンは、打率.276、7本塁打を残すも、守備ではリーグ最多の17失策を記録している。

 今シーズン、守備力向上が至上命題の阪神にあって、守備はレギュラー奪取のために克服しなければならない課題だ。

 これまでの野球人生で、周りの状況の変化とともに背番号が変わり、自らを奮い立たせてきた上本。

 プレー中は、自分では見ることができない背番号。しかし、背番号00が甲子園を駆け回る姿をファンはしっかり目にすることができる。

 この背番号00が上本にとって最大の転機になることを願ってやまない。

まろ麻呂
企業コンサルタントに携わった経験を活かし、子供のころから愛してやまない野球を、鋭い視点と深い洞察力で見つめる。「野球をよりわかりやすく、より面白く観るには!」をモットーに、日々書き綴っている。
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