自由な結婚は難しかったのね…江戸時代の結婚はどんなカタチが主流だったの? (2/2ページ)
当時のお見合いは庶民の風習でした。今と違うのは、2人がきちんと対面するお見合いでなく、寺社詣や芝居見物などですれ違ったり遠くから見る程度だったのです。きちんとお見合いして、ちょっとこの人とは…となると、仲人と相手の面目が丸つぶれになるから、とのこと。
そして四つめは、くっつき合いです。つまり、恋愛のこと。これは、長屋の庶民ならではの結婚スタイルです。武家や商家の人にとって、結婚は自分で決められることでなく、窮屈なもの。彼らは、自由に結婚できる庶民が羨ましかったかもしれません。
「恋合 端唄尽 小糸 佐七」歌川国貞
プライバシーなんて一切なし!
もちろん、庶民が二人で新生活を始めても、それはそれで大変なこともあったのです。長屋は粗末なつくりで、隣の家と壁で仕切られているとはいえ、薄い壁なのでプライバシーなんてありません。話し声や物音だって、筒抜けです。
「新世帯隣りの壁が落ち」という川柳があるくらいですから。つまり、新婚の長屋の壁が落ちるくらい、2人が激しく動いたということだそうな。
何はともあれ、江戸時代は結婚にもいろんな制約があったことがわかります。そして恋愛結婚は、庶民のみに与えられた特権だったのですね。
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