【プロ野球】KKコンビが逃したセンバツ・紫紺の大優勝旗。最強PL学園がジャイアントキリングに沈む。 (2/2ページ)
■KKでもセンバツ優勝はなし
ただ、2回の優勝はいずれも夏で、春はとうとう頂点に立てなかった。
この2度のセンバツには共通項がある。それは、どちらも決して前評判が高いわけではなかった相手にロースコアで惜敗している点だ。
KKコンビが2年の春(1984年)は、決勝で対戦した岩倉の山口重幸(元阪神ほか)に1安打に抑え込まれ、0対1で惜敗している。PL学園は、準決勝・都城戦も、延長11回に相手のエラーによる1対0のサヨナラ勝ちという厳しい試合だった。大会終盤に入ってチーム状態は下降気味だったのかもしれない。
3年の春(1985年)は、準決勝で伊野商(高知)の渡辺智男(元西武ほか)から6安打を放つも1点しか奪えず1対3で惜敗している。渡辺はのちに西武でチームメイトとなる清原を、快速球で3三振と完璧に封じた。
ちなみに、岩倉、伊野商ともに、上記のセンバツが春夏を通じて初の甲子園で、その後の出場はどちらも1度だけ(いずれも初戦敗退)。だからこそ余計に「KK時代のPL学園撃破」というジャイアントキリングが輝く。

■今春も番狂わせはある!?
大阪で開催される大相撲の三月場所は、「荒れる春場所」とされる。競馬の三冠レースでも、4月の頭に行われる皐月賞のほうが、5月末のダービーや10月の菊花賞に比べて波乱が多い。
3月19日から行われている今年のセンバツも、名門校、強豪校が多く出場しているが、果たして番狂わせは起きるか? そして、KKコンビのような歴史に名を残す選手は現われるのか!? 最後まで目が離せない。
文=藤山剣(ふじやま・けん)