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本好きリビドー(147) (2/2ページ)

週刊実話


 第1作主演の白川和子やSMの女王・谷ナオミに始まり、田中真里、宮下順子、原悦子、東てる美まで、往年のトップスターの濡れ場がてんこ盛り。うれしいことに風祭ゆきのインタビューも掲載されている。妖艶で知的な美しさは、今も変わらないようだ。
 その他にも、美保純、石田えり、五月みどり、高橋ひとみ、奈美悦子など、現在もテレビで活躍中の女優たちの顔も見える。
 作品の題名に使われた言葉が、またノスタルジーをソソる。パッと羅列するだけでも「団地妻」「四畳半」「桃尻娘」「ピンクのカーテン」「軽井沢夫人」等々の文言が並ぶ。
 どの言葉も今やエロスの決まり文句といえるが、出発点はロマンポルノであったことを改めて思い知らされる。
 ロマンポルノはAVとは違い、まず主演の女性が演技の上手な真の“女優”であったこと。そして、一挙3本立ての上映システムだったため、量産体制を敷くことで女優が育っていったこと。一般映画の約4分の1の制作費だったことから、監督やスタッフが知恵を絞りあったことなど、当時の舞台裏も語られる。
 古きよき時代のエロスを回顧できる良質な1冊だ。
(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)
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