甘い言葉にご用心?中国人が警告する中華企業の”ドタキャン詐欺” (2/2ページ)
このように、まず多額の資本金や壮大な計画で日本人を誘い、その後ドタキャンするのは中国企業の常套手段です。しかも3件の事例を見ればわかるように、日本国内での中国人に対する人権問題など、中国企業が頻繁に発する政治的批判は見られません。
おそらく日本人側のご機嫌をとるためでしょう。「口約束」という言葉があるように、日本では言葉でかわした依頼が契約書のような効果を持つことがあります。それだけ互いを信じられる社会ということでしょうが、中国企業は自社の利益を優先して他者との約束を破ることが多いのです。
中国企業の例は極端ですが、大抵の国では契約書をかわさない約束は正式な約束とみなされません。これから海外でビジネスを計画されている方は、「日本と世界の常識は違う」ことを知っておいたほうが無難かと思います。
著者プロフィール

漫画家
孫向文
中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の33歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。新刊書籍『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)が発売中。