稀勢の里&高安 田子ノ浦部屋W快進撃を支えた“反骨力” (2/2ページ)
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高安
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週刊アサヒ芸能 2017年 4/6号
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相撲
「周囲への気配りを怠らないA型の高安は、稀勢の里とは性格が正反対で、そこまで露骨に態度で示すことはないが、親方と距離を置こうとしているのは明らかです」(前出・相撲関係者)
そんな高安は、反骨精神でがっぷり結束する稀勢の里と同郷で茨城県出身。
趣味は音楽鑑賞。相撲界きっての美声と言われるが、それもそのはず、幼少時には父親がヤマハ音楽教室に連れていって、ピアノを習わせていた。
「運動センスも抜群で、中学時代は野球部に所属し、センターを守っていた。小学校時代からの幼なじみにタレントの秋元才加がいて彼女とは公認の仲。大相撲中継でよくゲスト観戦しています」(スポーツ紙記者)
父親の勧めで中学卒業と同時に鳴戸部屋に入門し、その体は師匠の鳴戸親方から「ゴムマリのようだ」と評されたという。つまり、柔軟性に富み、ケガをしにくい体だと言われたのだ。
だが、角界一の猛稽古で鳴らした厳しさに耐えられず、脱走を繰り返したこともある。
「4度目の脱走では、親方が連れ戻しに来たが、赤信号で停車した隙に、乗っていた車から飛び出した。これには、親方も頭を抱えたといいます」(担当記者)
それでも努力を重ね、11年に新入幕を決めた。
そんな高安に変化が見られたのは今年の初場所のこと。9日目、1敗を守る横綱白鵬に対し初めてかち上げていき、圧倒したのだ。
「その日に初黒星を喫した兄弟子の初優勝を後押しするばかりか、2横綱3大関を撃破。今場所活躍の下地を作ったのです」(前出・スポーツ紙記者)
1場所15日制が定着した1949年夏場所以降、関脇の無傷10連勝以上は14人目。過去13人はいずれも横綱、大関に昇進している。最後に前出・中澤氏が言う。
「実に頼りない大関陣、負けを重ねる横綱と違って、相撲がおもしろくなってきたのは間違いありません」