運命の相手を大発見!? 匂いフェチが恋愛にもたらすメリットとは? (2/2ページ)
汗臭さとは別に、不快感を示す人と一緒にいたくないと思うのは、もしかしたら本能レベルで「この人は……」と危険信号を感じ取っているのかもしれません。
脳レベルで男性の下心や不安感を察知できる人が本能レベルで、自分とはできるだけ違う遺伝子の相手を求めているのは、実際に大学の研究で発表されているようです。なんでも被験者が、血縁者と非血縁者を区別できるとか。
それを踏まえると、人が無意識レベルで自分とは違う遺伝子を持つ相手を求めている、というのも納得できますよね。ほかにも人は無意識レベルで、人の性的妄想に脳が反応していることを裏付ける、研究データもあるようです。
<米ライス大学のチェン博士らの研究です。20代の男性20名にビデオを見てもらいます。ビデオは20分間で二種類。片方は教育番組のビデオ、もう一方は男女二人が性行為をしている、いわゆるアダルトビデオ。見終わった後に汗を集め、その汗を女性19名に嗅いでもらいました。(中略)脳の活動をみると、アダルトビデオを見ながら出した汗を嗅いだときのほうが、『眼窩前頭野(がんかぜんとうや)』や『紡錘状回(ぼうすいじょうかい)』、『視床下部(ししょうかぶ)』といった脳部位が強く活動していました。「池谷裕二(2012)『脳には妙なクセがある』より」>
これ以外でも、人は不安の汗とスポーツの汗を、脳ではきちんと識別できているという結果も。いずれも匂いレベルでは見極めが難しいようですが、脳の無意識レベルでは見極めができているとなれば、なかなか感慨深い話ですよね。
おわりにこうして分析してみると、恋愛において意外と侮れない匂いフェチ。時には頭で考えるのではなく、野生としての本能、女性としての勘を研ぎすまして、恋をすることも大事かもしれませんね。
【参考】
※池谷裕二(2012)『脳には妙なクセがある』(扶桑社)
Written by 柚木深つばさ