長澤まさみがセクシー路線へ転向?”アラサー”女優に迫る分岐点

デイリーニュースオンライン

「Summertime Blue2004」より
「Summertime Blue2004」より

 女優の長澤まさみ(29)が出演しているスポーツメーカー、「アンダーアーマー」のCM動画が話題を呼んでいる。当ブランドは、アメリカのスポーツウエアブランドで、日本のスポーツ選手も数多く個人契約を結んでいる有名メーカーだ。長澤まさみのようにCMに女優が起用されるのは、初めてのケースという。

「I WILL. 私の意志 長澤まさみ」と題し、地下空間で全身ストレッチを行う長澤が、タンクトップ姿でしなやかな全身のラインを披露。全力疾走する姿や、ナイトクラブでダンスに興じるシーンなどを展開する内容となっている。この動画は注目を集め、長澤の大人っぽい美しいプロポーションが、男性ファンを釘づけにしているようだ。しかし近年は、テレビドラマの出演が減少している。

「昨年は大河ドラマ『真田丸』(NHK)に出演しましたが、そのほかの出演は映画がメインになっています。『真田丸』でさえ、2年ぶりのテレビドラマ出演作品でした。今年も、お正月に放送された単発ドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)に出演した以外は、やはり映画が中心。テレビドラマの現場陣と馬が合わないからとも言われていますが、一時はテレビドラマの常連女優だっただけに、テレビで見ることができなくなった寂しさを感じるファンもいるようですね」(芸能記者)

 デビュー当初は清純派のイメージが強かった長澤だが、2011年に出演した映画『モテキ』でセクシーシーンに挑戦して新境地を開拓した。同作品は、現在の映画中心の路線やセクシー路線に繋がる分岐点となったようだ。

■長澤の路線変更で”セクシー”が最大の武器に?

 この長澤の路線変更は、同年代の女優と差別化を図る点で有効に作用しているという。

「長澤と同年代の女優は現在、30歳を目前にそれぞれ分岐点に立たされています。榮倉奈々(29)や堀北真希(28)はそれぞれ結婚、新垣結衣(28)は『逃げる恥だが役に立つ』(TBS系)のヒットを受け、再びドラマ女優として返り咲きました。堀北は引退して、榮倉は現状活動は休止中。その中で、現在は新垣にスポットが当たっていますが、そのキャラクターは依然、清純派路線を継続しながら女優として活動しています。そのため、長澤は彼女たちにはない“映画を中心に活躍しながら色気もある女優”として、他の同世代女優達と差別化がしやすいのです。本人もそれを戦略として、今後もこの路線を進む可能性はありますね」(前出・芸能記者)

 今年1月に出演したミュージカル『キャバレー』でも、力強い歌声とダンス、そして胸元や足を露にした派手な衣装が話題を呼んだ。したたかに他女優との差別化を図りながら、長澤は大女優への階段を着実に登り始めているのかもしれない。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)
※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。
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