【プロ野球】妄想「格闘技」対決! 60発男・バレンティンの突進を止める日本人選手、出てこいや! (2/2ページ)
■怪力にはテクニック&スピードで対抗だ!
相撲での闘いも興味深いがプロレス対決も魅力的だ。相手の両肩をマットに3秒間つける「ピンフォール」で決する勝敗では、体格のハンデをテクニックとスピードでカバーできる。
そこで白羽の矢を立てたのは、メジャーリーガーも一目置く守備の名手・菊池涼介(広島)だ。
「剛」に対し「剛」で力勝負を挑むのではなく、スピードと柔軟性で対抗。守備同様に、トリッキーな動きでバレンティンを撹乱させてから、隙を突き、バレンティンの痛めている左足に低空ドロップキック。
バランスを崩したところで、間髪入れずスモールパッケージホールドで丸め込み、3秒間ピンフォール。このように、プロレスならではの「柔よく剛を制す」的なフィニッシュホールドで、世紀の番狂わせを起こす可能性は非常に高い。
しかし、一度捕まれば、体格、パワーの差から見て勝機は皆無と見ていいだろう。瞬きすら許されない、「力」対「テクニック&スピード」のスリリングな展開に釘づけ!?
■洗濯機式パワーボムを決めろ!
最後に登場するのは、日本人選手最強と目される中田翔(日本ハム)だ。183センチ104キロのがっちりした巨体は迫力十分。これまでに数々の武勇伝を残すなど、ファイターとしても天才的な才能を秘めている。中田こそ対バレンティンの最終兵器と見て間違いないだろう。
日蘭ヘビー級・王者決定戦とも呼べるぶつかり合いは熱戦必至。さながらそれは、1990年2月10日に東京ドームで行われた、スタン・ハンセン対ビッグバン・ベイダーが繰り広げた伝説のど迫力マッチを彷彿とさせる。大注目の頂上決戦だ。
嫌いな先輩を頭から洗濯機にぶち込んだという武勇伝もささやかれる中田。その逸話にちなんだ必殺技「洗濯機式パワーボム」が炸裂すれば、中田の勝利が近づくはず。しかし、シーズン60発を放ったバレンティンの豪腕ラリアットが火を吹けば、中田とて無事ではいられまい。現在、日本球界最高峰の黄金カードとも言えるマッチアップの勝敗やいかに……。
バレンティンを軸とした「妄想格闘技対決」はいかがだっただろうか。もちろん、乱闘は褒められたものではない。しかし、ひとつのエンターテイメントとして、たまには勃発してほしい、という誘惑にもかられてしまう。そう思っているのは筆者だけだろうか……。そして乱闘を眺めながら、その輪のなかで最強の選手は誰かと妄想する。それはそれで楽しいかもしれない!?
文=井上智博(いのうえ・ともひろ)