皮膚科医が解説! 毛穴汚れに効果的なスキンケア (2/2ページ)
皮脂の過剰分泌はインナードライ、乾燥肌によって起こるので、このパターンの人は肌の乾燥状態を改善させるようにしましょう。
また、本当に毛穴が汚れている場合は、汚れ方によって段階が分かれます。最初はクリーム状の皮脂や角質、残った汚れが混ざった状態で、いわれる「白ニキビ」と言われる段階です。白ニキビのまま放置すると、だんだん乾燥して硬くなっていき、毛穴の入り口付近が酸化して黒くなると最終的に「黒ニキビ」となります。
■毛穴が汚れたときの対処法毛穴汚れの原因や種類にはさまざまなものがありましたが、実際に毛穴が汚れてしまったときはどうすればいいのでしょうか。スキンケアの方法について、三輪先生に教えていただきました。
◇毛穴が汚れたときのスキンケア毛穴汚れは、毛穴から出る皮脂と古い角質が混ざってできた角栓が原因なので、過剰な皮脂や古い角質を洗い流し、ため込まないようにすることが大切です。毎日の洗顔やクレンジングのときに、古い皮脂が残っていたり、洗顔料のすすぎ残しがあると肌の負担になって、古い角質をため込む原因となります。洗顔時はゴシゴシ洗わずに優しく洗い、できるだけ肌への摩擦を減らしましょう。肌をこすり過ぎないように気をつけながら、33~35度のぬるま湯ですすぎ洗いをしてください。
また、毛穴の汚れが気になるときでも、ピンセットやコメドプレッシャーなどで無理やり押し出すのはやめましょう。毛穴パックなども根こそぎ角質を除去してしまうため、おすすめできません。過度なケアは肌に負担をかけ、刺激や摩擦によって肌荒れや色素沈着を起こしやすくなります。また、無理やり押し出すことで皮脂線が刺激され、さらに皮脂の分泌、詰まりを招くため悪循環に陥ってしまいます。
◇毛穴をキレイに保つコツ角栓の原因である過剰な皮脂を出させないためには、肌の乾燥を防ぎ、潤いを保つことが大切です。潤を保つためには肌バリアを意識し、間違った洗顔や洗いすぎをやめ、しっかりと保湿します。また、保湿だけでなく、食事も大切です。皮脂分泌を適正に保つビタミンB群、肌の生まれ変わりを整えるビタミンAをしっかり摂取しましょう。糖分、脂肪分の多い食べ物やアルコールを過剰摂取すると、皮脂が過剰になるので、バランスのよい食事とアルコール摂取量には気をつけてください。
■まとめ毛穴汚れの原因は、毛穴から出る皮脂と古い角質が混ざり合ってできた角栓です。過剰な皮脂や洗顔料の洗い残しは角栓ができる原因となるので、毎日適切なスキンケアを行いましょう。また、いくら角栓が気になるからといって、無理やり角栓を押し出すような行為は肌への負担となるので、控えてください。しっとりとしたツヤのある肌は、水分バランスがきちんと保たれている証拠です。適切なお手入れと保湿で、毛穴汚れのない肌を目指しましょう。
(監修:三輪菜つ美)