ご都合主義で厄介者?私たちが「フェミニスト」を自称できない理由 (2/3ページ)
露出がイコール男性に性的な対象で見られるというのは、反対に言えば男性の選択や権利、尊厳を無視した偏った考え方ともいえます。
このように、海外では論争を巻き起こしたエマ・ワトソンの写真。
一方、日本ではまだフェミニズムやフェミニストの考え方が、あまり定着していません。
というわけで今回の一件を受けて、私のまわりの同世代女性に、フェミニズムについてどう思っているかを聞いてみました。

「自分のことはフェミニストだとは思わない。フェミニストは、女性の権利だけを主張する人。不満は口にするが、レディースデーなど優遇されていることには何も言わない、ご都合主義的なイメージ」
特に日本の社会においては、女性の社会進出がうまくかなっていないという現実があるため、女性をもっと優遇するべきという意味合いで“フェミニズム”という言葉が使われる印象があります。
その主張が強い人が、フェミニスト。そう考えると、少し煙たい印象があるという彼女の意見もわかります。
一方でこんな意見も。
「(フェミニストとは)日常生活や現代社会で当たり前にされている女性特有の扱いや、女性に対する偏った考え方を、ちゃんとフラットに考えようとする人だと思う。ただ一方で、その主張の仕方が声高な人が目立つので、厄介だという印象がある」
彼女の意見を見ると、女性蔑視も女性優遇もフェミニズムではないという風にとらえているようです。
しかしここでも、一部の行き過ぎた考えが目立つという意見。
それ故に、彼女は、「たとえば『自分は仏教徒だ』というくらい確固たる信念がなければならないと思うのでフェミニストを名乗る覚悟がない」ので、自分はフェミニストではない、と続けていました。