木村拓哉『無限の住人』試写会出席者による”採点の低さ”に衝撃走る

デイリーニュースオンライン

『無限の住人』公式サイトより
『無限の住人』公式サイトより

 映画『無限の住人』の4月29日の公開を控え、主演の木村拓哉(44)が作品のヒットを目指し、異例とも言える地方宣伝回りの日々を続けている。ヒロインの杉咲花 (19)と巡る全国試写会は異例とも言える10カ所もの行脚。並々ならぬ熱意をうかがわせるが、芸能誌記者は次のように指摘する。

「木村のSMAP解散後の初仕事である1~3月期の主演ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)は、浅野忠信(43)ら豪華共演陣を揃えながら平均視聴率14.5%と期待したほど振るいませんでした。さらに『無限の住人』まで惨敗したら、解散騒動に伴う人気低下が既成事実化してしまう。ジャニーズ事務所並びに木村本人の今作に掛ける思いはひとしおです」

 そうしたなか、18日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)は、試写会出席者らによるネットの口コミサイトでの作品の採点が5点中3点台にとどまり、早くも暗雲が立ち込めていることを伝えている。PRを兼ねてのメディアへの露出も相次いでいるが、それも諸刃の剣。4月10日の『めざましテレビ』(フジテレビ系)でのインタビューでは、昨年末の『NHK紅白歌合戦』をSMAPが辞退したことを振り返り、

「NHKホールにいなかったのが、すごい……」
「正直ちょっと、ちゃんと応えられないのが残念だなとは思ったんですけど」

 とぽつり。SMAP解散・紅白辞退を主張した4人組への愚痴とも受け取られる発言だったため、大きな波紋を呼んだ。そんな空回り続きの木村に用意されたのが、カンヌ国際映画祭という檜舞台だったが、それも事態好転にはつながるかは疑問だという。

■失言に突撃…しくじり続きの”キムタクとカンヌとの縁”

「『無限の住人』はアウト・オブ・コンペティション部門での選出。パルム・ドールや男優賞を競うコンペティション部門ではなく、あくまで賑やかしのための“おまけ”。世界的名声が得られるわけではありません」(スポーツ紙記者)

 そもそも、木村はカンヌ訪問のたびに世間の失笑を買ってきた歴史がある。2004年に脇役で出演した香港映画『2046』で初めてカンヌ進出した際、現地の感想を尋ねられて「カンヌって日本でいえば熱海みたいなとこ」などと映画関係者にとって羨望の地を、大衆的な温泉地に例えた。2007年には主演映画『HERO』公開に合わせて、招待されてもいないのにカンヌに再び突撃。不可解な行動で世間を驚かせたが、ハートの強さだけは見せつけた。

 こうした経緯をふまえての、10年ぶり3度目のカンヌ。ここで木村がお得意のドヤ顔でレッドカーペットを歩いたとしたら、またしても反発を招くのは必至。映画のヒット、そして自身の今後の俳優生命を考えれば、ある程度自重した行動が求められる。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)
※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。
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