「うやむや籠池劇場」の後始末 (2/3ページ)

日刊大衆

失うものがなくなった籠池氏は、「安倍首相から100万円もらった」と“爆弾”を投下し、反撃に出た。

 そして3月23日、籠池氏の証人喚問が行われたわけだが、政治家や官僚の明確な関与はまったく明らかにならず、「大山鳴動してネズミ一匹」どころか、ネズミさえ出て来なかったのはご存じの通り。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が言う。

「本来なら、極めて怪しい(担当役所の中心である)財務省の疑惑が最大の焦点になるはずでしたが、(教育勅語暗誦などの)例の異様な映像が再三、流れたことなどで焦点がボケてしまった。しかも、昔の楢崎弥之助氏のように鋭く追及する“政界の爆弾男”の存在もなく、この間の野党の調査能力不足、突っ込みの甘さもあり、国民からすれば何がなんだか分からない結果になってしまいました」

 結局、この問題、すべてがウヤムヤで終息しようとしているが、この「籠池劇場」に登場した“劇団員”を取り巻く状況は、大きく変わったようだ。まずは、今回の問題の元を作ったとも言える昭恵夫人と、それを弁解した安倍首相から見てみよう。

 証人喚問では、昭恵夫人から「安倍晋三からです」と言って100万円の寄付をもらったとの籠池証言が飛び出し、昭恵夫人付き職員からFAXを受け取っていたことも明らかになった。そこで、夫人の証人喚問要求が出るに至ったわけだが、「安倍首相は、昭恵夫人のことを“私人”と言い続けましたが、名誉校長に就いた日の学園訪問時に政府職員が同行した件は、職員は公務で行ったことが判明しており、首相がごまかそうとしていたことが明らかになりました。そもそも、5人もの職員を我々の税金で付けておいて、“私人”のはずがありません」

 こう語るのは、ジャーナリストの安積明子氏。さらに続けて、「菅義偉官房長官は証人喚問直後、昭恵夫人付き職員が籠池氏に出した財務省への問い合わせ結果を記した文書を公開し、なんら“関与はない”との見解を出しましたが、問い合わせをしているわけですから、関与していたのは明らか。しかも、時の首相夫人が名誉校長になったことで、行政側が忖度し、結果的に学園の要望が通ったことは彼女も分かっているはず。

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