働く女性たちは疲れている!女性特有の疲労の原因3つを解説
ストレスの多い現代社会において、多くの
疲労を感じながら、日々生活している人はとても多いと思います。
しかし、結婚後も働いている女性も増え始め、ライフスタイルにも変化があったり、疲れが取れない症状を自覚している方も多いと思います。
今回は、疲労の種類や女性特有の疲労について、その原因と対策を医師に詳しく解説していただきました。
妻が正社員として働く夫婦の意識調査2017年4月「働く女性の仕事と家庭生活」に関して、意識調査が行われました。
子どものいる家庭では、双方とも疲労の原因になっている、と感じていることがわかります。

女性が主に行っている家事・育児
夫婦の役割分担について質問したところ、基本的な家事のほとんどを女性が行っている、という結果に。さらに育児の分担でも女性に偏りがみられます。

職場で家庭生活の疲れを感じたことがある?
職場で家庭生活の疲れを感じたことがあるか、という質問に6割の女性が「はい」と答えています。

※解答者:結婚後も妻が正社員として働く30~40代共働き夫婦250名、出産後も妻が正社員として働く30~40代共働き夫婦250名
(出典元: エーザイ株式会社) 疲労の種類について

肉体的疲労
体を動かしすぎたことによる疲れです。
精神的疲労
人間関係のストレスなどによる、いわゆる「気疲れ」です。
神経的疲労
勉強や仕事のしすぎで脳が疲れた状態です。
内臓疲労
内臓が疲れを自覚することはありませんが、臓器を酷使することによって、臓器の機能が低下している状態を内蔵疲労と表現することもあります。
例えば、生存に必須のホルモンを多く放出している副腎が、酷使によりホルモン分泌能力が低下したために、免疫力低下や血圧低下、倦怠感や朝起きられないなどの症状が起こることを副腎疲労症候群と呼びます。
疲労には急性と慢性がある

■ 急性疲労
休憩したり睡眠をとることで回復する一時的な疲労です。
■ 慢性疲労
休息を取っても疲れが消えず、蓄積していく疲れです。
体の範囲別の疲労の種類

■ 局所疲労
タイピングを長時間行うことで腕・肩・首に疲れが溜まるなど、同じような作業の繰り返しで酷使した部分にのみ疲労が起こった状態です。
■ 全身疲労
全身を使った運動をした場合、全身に均等に疲れが生じた状態です。
その他

■ 蓄積疲労 、累積疲労
慢性疲労と同じような意味です。
■ 環境に起因する疲労
熱中症の一種に熱疲労と呼ばれる状態があります。
気温が高く汗を大量にかいているが、水分補給が十分でない場合、脱水状態となり、全身倦怠感・ 吐き気・ 頭痛・意識障害が生じた状態です。
■ 慢性疲労症候群
原因不明の激しい疲労が6カ月以上続き、日常生活が送れなくなる病気です。
発熱、リンパ節の腫れ、筋力低下などが見られたり、 線維筋痛症という原因不明の全身の痛みが合併することがあります。 女性特有の疲労の原因

ホルモンバランスの乱れ
月経、 妊娠出産、授乳、 更年期など、女性特有の現象に伴うホルモンバランスの乱れによる疲労があります。
妊娠・出産・授乳中は体力低下や疲れを感じる方が多いです。更年期障害の症状の一つに疲れやすさがあります。
女性に多い疾患によるもの
・甲状腺疾患など代謝疾患
・ 膠原病など免疫異常
・乳房や子宮・卵巣の病気
・ 鉄欠乏性貧血
・ 甲状腺機能異常、特に機能低下症では疲労感や だるさがあります。
その他の疾患でも、病気そのもののために、また治療に伴って疲労が生じます。
ダイエットや美容のための行動
栄養不足や体重減少は疲労につながります。美しくいなければならないという精神的ストレスも疲労に結びつきます。
女性が急に疲れやすくなる年齢と原因

一概には言えませんが、40歳ごろから疲れを感じやすくなるようです。更年期に向けて体が変化し、社会や家庭での役割も変化していくことによるかと思われます。
女性と男性の疲労の違い

男性の特徴
社会的責任や仕事に伴う疲労が女性に比べて多いかもしれません。
女性の特徴
一般に男性よりも体力・筋力がなく、肉体面では同じ作業をしていても男性よりも疲労を感じやすいでしょう。 逆に疲労を蓄積してしまうNG行動

やけ酒、暴飲暴食、スイーツの食べ過ぎ
内臓に負担をかけます。糖質の摂りすぎは血糖値の乱高下を招き、気分の変動ややる気の低下、 眠気を引き起こします。
夜更かし
生活リズムが乱れると胃腸や肌の調子も悪くなります。22時から26時は成長ホルモンが放出されるゴールデンタイムと言われ、この時間に睡眠を取ることが疲労回復や免疫力向上、太りにくい体になるために重要と考えられています。
パソコンやスマホの使い過ぎ
脳と目を疲れさせ、 眼精疲労による視力低下・ ドライアイ・ 頭痛・ 肩こりなどを引き起こします。 女性に効果的な疲労対策

軽い運動
運動は体を温め、リラックスすることで自律神経やホルモンのバランスを整える効果があります。
脈拍が120を超えない、息が少し弾む程度の有酸素運動を1日20分、週3~4日以上、長期間続けることを目指しましょう。
栄養
疲労回復効果のあるクエン酸・ビタミンC、エネルギー代謝に関わるビタミンBやタンパク質を中心に、バランスの良い食事を心がけましょう。 最後に医師から一言

疲れに悩まされていない人はいないのではないでしょうか。ご自身の疲れの原因を知り、対策をすることでリフレッシュし、すっきりと毎日を過ごせるといいですね。
(監修:Doctors Me 医師)