民主党分断! 小池百合子都知事が都議・衆院W選挙ロックオン完了 (2/2ページ)
そんな状況に置かれた細野氏の本音を、前出の小池氏周辺側近はこう読む。
「ポスト蓮舫の筆頭として名前が挙がっていた細野さが執行部を辞任したということは、民進党の将来に見切りをつけたということ。さらに、長島さんと同様、細野さんも将来的に日本の国防力を着実に上げるべきなど、小池さんと考えが共通する部分が多い。辞任は今後の小池さんの国政への影響を見据えた動きと言えます」
つまり、ゆくゆくは長島氏も細野氏も、小池氏に合流する可能性が大いにあるというのだ。
さらにもう一つ、民進党が分裂しそうな気配は、支持母体の連合にも起きている。
「4月に入り連合東京は、小池新党と政策合意している。民進党からの立候補者にとって最大の魅力は、連合東京の組織票111万票。しかし、小池新党から立候補しても連合の推薦や支援を受けられるのであれば、無党派層や女性票に強く、勢いのある小池さん側になだれを打って流れるのは当然の話」(都政記者)
これになんとか歯止めをかけたい蓮舫氏は、4月上旬に開かれた連合東京のパーティーに出席して、こう釘をさした。
「国政でも都政でも、自民党や古い政治と戦っているのは私たち民進党だ。改革を目指すほかの人とも一緒にやっていくが、私たちが主体。これまで以上の力をいただきたい」
しかし、これに対し連合東京の岡田啓会長は、こう皮肉っている。
「民進党がきちんと勝ち抜いていく状況にあれば、これに越したことはなかった。だが、小池知事のパワーはすごく、いちばん埋没しているのが民進党ではないか。政策を実現することこそがわれわれの大きな目的だ。その手段としていくつかの友好政党と選挙をともに戦っていく」
連合東京がここまで言い切る背景には、蓮舫氏のこれまでの言動にも原因があるという。
「3月の民進党大会直前まで、連合にとっては避けたい“2030年の原発ゼロ”を声高に叫び続けていましたからね。さらに、昨秋の新潟県知事選では、連合新潟が原発再稼働に前向きだった前長岡市長の森民夫氏の支援に回り、民進党は自主投票となったが、蓮舫氏をはじめ民進党議員が原発反対の米山隆一氏の街頭演説に立ち、米山知事を誕生させている。そんな、都合のいい時に連合を頼って他は無視の態度ではヒビが入る。都議選は、民進党解体にはちょうどいい機会なんじゃないか」(連合関係者)
二大政党の一翼を担うには、あまりにもバラバラな民進党を、小池新党が飲み込み、割って入るのは時間の問題か。迫り来る脅威をいま、最も感じているのは安倍首相なのかもしれない。