生きるって何?生命の意味を唱えた5つの人生哲学 (1/4ページ)
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なぜ我々はここにいるのか? 生きることの目的は?生にどんな意味があるのだろう?時に人間は立ち止まり、その存在意義について考えたりするものだ。
パスカルは「人間は考える葦(あし)である」と言った。人間は孤独で弱い生き物だが、考えることができることは偉大であり、そこに尊厳があると説いたのだ。
これから上げる5つの人生哲学が、もしかしたらその答えを導くヒントになるかもしれない。
・1. 快楽主義(ヘドニズム)
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快楽と幸福こそに価値があり、苦痛や悲しみは無価値であるとする考え方だ。したがって、可能な限りの幸福と快楽を得ることが人生の目的となる。
人の人生は短く、いつ何時死ぬかも分からない。死後の世界を信じる人も大勢いるが、その保証はない。
ならば、生きている間にできる限りの楽しい体験を享受するべきではないだろうか? 美食に興じ、肉欲にふける。少なくとも苦痛や不快は避けるべきではなかろうか?というもので刹那的な思考である。・2. 禁欲主義(ストイシズム)
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キティオンのゼノンを創始者とする古代ギリシャのストア派にさかのぼる思想であり、変わることのない内面の平安を求める。世は無常であり、常に変化し続け、それを制御することはできない。だが自らの内で起きていることなら制御できるだろう。