武豊も異議を唱えた天皇賞・春「距離短縮」論争の終着点(2)大阪杯のGI化が及ぼす影響 (2/2ページ)

アサ芸プラス

時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、古くから競馬に親しんでいる人にとっては寂しく思えるのではないでしょうか」(馬産地関係者)

 それでも長距離の大レースがなくなることはないと、トレセン関係者は断言するのだ。

「一つには、天皇賞・春を勝ったスペシャルウィークやマンハッタンカフェ、ディープインパクトなどが種牡馬として成果をあげているから。それぞれスピードと持久力にたけたGI馬を出しており、長距離もOKの万能型です。実際に、長距離のGIを勝った馬も出していますね」

 もう一つは、時代うんぬんに関係なく、根強いファンがいるから。さる競馬ファンの男性が、

「1周回ってくる時の雰囲気が大好き。長い時間楽しめるし」

 と言えば、別のファンも、

「母の父に中長距離馬の血が入っていないと、真の名馬は出てきません。それは歴史が証明しています。その意味でも、長距離戦は大事にしてほしい」

 幸い今年の天皇賞・春(4月30日)は顔ぶれもそろい、見応えのあるレースが期待できそう。昨年のダービー馬マカヒキこそ距離を考慮して回避するものの、金子真人オーナーはその代わりに上がり馬のシャケトラを出走させる。期待のマンハッタンカフェ産駒で、キタサンブラック、サトノダイヤモンド相手にどれだけやれるか楽しみなのだ。

 競馬界にとって、天皇賞というブランドはやはりまぶしいのかもしれない。

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