木村拓哉『無限の住人』が菅田将暉やクレヨンしんちゃんに完敗の大惨事
元SMAPの木村拓哉(44)主演の映画『無限の住人』(4月29日公開)の大コケが業界内で大きな話題となっている。木村拓哉が宣伝キャンペーンで全国を駆け回り、今まではほとんど出演しなかったバラエティや深夜番組でも宣伝PRをしまくったにもかかわらず、早くも興行収入の惨敗が確実な模様となってしまった。
■菅田将暉に完敗で世代交代イメージが痛い?
5月2日に興行通信社が4月29日〜4月30日の映画興行ランキングを発表。1位には公開2週目でも圧倒的な強さで各回満席を連発している『美女と野獣』が輝き、2位は公開3週目でも安定した人気のアニメ映画『名探偵コナン から紅の恋歌』。3位に人気シリーズの新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』が入った。
ここまでは大方の予想通りだったが、業界がざわめいたのは公開初週となった『無限の住人』の6位というまさかの結果。絶対に外せなかったはずのベスト5入りすら逃し、同じく公開初週で4位にランクインした菅田将暉(24)主演の『帝一の國』に完敗。公開3週目で5位に入ったアニメ『クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』にまで負けてしまったのだ。
「キムタク主演の大作映画としては記録的な惨敗。今作は製作費が億単位なのはもちろんのこと、PR費だけでも1億円がつぎ込まれたといわれている。最低でも興行収入10億円を突破しないと黒字は厳しいようですが、それにまったく届きそうになく作品関係者の処遇にまで影響しそうな大惨事です。キムタクは宣伝のためにバラエティに出演しまくり、深夜番組でマツコ・デラックス(44)との禁断の“同級生共演”まで解禁。紙メディアでも『表紙ならどんな雑誌でも出る』と従来であれば無視していたような週刊誌のオファーまで受けまくり、過去最高といえるほど宣伝に力を入れてきた。しかし、それだけやっても結果は大惨敗。さらに若手俳優の菅田にも完敗したことで、世代交代という印象が強まってしまったのが痛いところです」(スポーツ紙記者)
■「裏切り者」イメージでSMAPファンも見限った?
こうした状況で『無限の住人』はゴールデンウィーク(GW)突入後も伸びは期待できないとの見方が濃厚だ。連休になれば家族連れや子供の観客が増えるものの、そうなると家族でも楽しめる『美女と野獣』やアニメ映画がさらに強くなるためだ。つまり公開初週が勝負だったことになるが、そこで結果を残せなかったのだから取り返しがつかない。
「当初は人気コミックを実写化する小栗旬(34)主演の映画『銀魂』もGW公開予定だったといわれ、そちらは大ヒット確実との下馬評です。最終的に『銀魂』の公開時期が7月にずれ込んでキムタクの追い風となったはずが大コケとなれば救いようがない。劇場公開映画は主演俳優の人気が初週の興行成績に直結するだけに、否応無しにキムタクの凋落ぶりが浮き彫りになってしまった」(前出・記者)
映画業界の関係者によると『無限の住人』は「観客は女性が多い」といい、熱烈なファンは確かに映画館に詰めかけているようだが、それでもベスト5入りを逃したのだから事態は深刻。ある別の関係者は“大爆死”の要因をこのように分析する。
「過去に主演した時代劇映画『武士の一分』や人気ドラマの映画版『HERO』のように一般層の関心を引けず、さらに人気アニメを実写化した主演映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が酷評された経緯もあって、”キムタク主演の漫画原作モノ”というだけで敬遠した層も多かったのでは。また、圧倒的なマジョリティだったSMAPファンも分裂騒動で“裏切り者”のイメージがついてしまった木村のアンチになってしまった。そういった要素が積み重なり、今回の惨状に繋がったのでしょう。今作のデキは決して悪くないだけに残念な結果です」
同作の宣伝用インタビューでは、SMAP解散後の心境として「今は舵を切るのも推進力を得るのも自分次第」と殊勝に語っていた木村。ソロ転向後の最大の正念場といわれた『無限の住人』が大惨敗必至となったことで今後どう舵を切っていくのか、天下のスーパースターの奮起に期待したい。
- 文・橘カイト(たちばな・かいと)
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。