いろんな意味で禁断の果実。5つのギネス記録を持つ「ココ・デ・メール(フタゴヤシ)」の種子に関する歴史と伝説

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いろんな意味で禁断の果実。5つのギネス記録を持つ「ココ・デ・メール(フタゴヤシ)」の種子に関する歴史と伝説
いろんな意味で禁断の果実。5つのギネス記録を持つ「ココ・デ・メール(フタゴヤシ)」の種子に関する歴史と伝説

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 日本ではフタゴヤシと呼ばれているココ・デ・メール (Lodoicea maldivica)はセーシェル諸島のプララン島とキュリユーズ島固有のヤシ科の植物である。

 ココ・デ・メールの最も知られた特徴は、その巨大な種子だ。植物界最大、最重量を誇る種子なのだが、おやおや?何かに似ていないか?

 そう。女性のお尻にとても良く似ているのだ。事実、ココ・デ・メールの古代名はLodoicea callipygeといい、callipygeはギリシャ語で美しい臀部を意味する。昔の人もこれがお尻に見えていたんだから、そう見えちゃってもしょうがないよね。

 今回はこの巨大なる禁断の果実、ココ・デ・メールの種子にズームインだ。

・神秘の植物、ココ・デ・メール
 実がこれだけ大きいということは本体も大きい。高さ30メートル以上にもなる細い幹のてっぺんに茂る、扇状に広がる葉の大きさは5メートル近くにもなる。

 木が成熟すると、葉の先端がふさのように分かれ、しおれた先端が鮮やかでみずみずしいグリーンの頭頂から下へ垂れ下がる。

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・モルディブから媚薬として世界へ広がったココ・デ・メールの実
 ココ・デ・メールは、世界のどの木よりも謎や伝説が多い植物といえる。セーシェル諸島が発見される何世紀も前、ココ・デ・メールの実がモルジヴ島など、この木が知られていない地域の海岸に流れ着いた。

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 巨大で独特な形をしたこの実を拾った人間たちは、さらに海外へ売るようになった。当時は強力な媚薬として重宝されたのだ。

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 モルディブ島から世界へ広まったため、この実はモルディブ・ココナッツと呼ばれるようになり、それが現在も学名Lodoicea maldivicaとして使われている。・かつては王族の宝物扱いだった
 ココ・デ・メールの実が海に落ちると、その重量とぎっしりした密度のため、浮かばずに海底へ沈んでしまう。だが長い間、海底にとどまるうちに、外皮がふやけて剥がれ落ち、朽ちた果肉が露出してガスが発生する。浮力がついた実は再び海面に浮上する。

 海の底から浮き上がってくる実を見た多くの船乗りたちが、これらはインド洋の海底の森で育ったものだと考えた。そのため、フランス語で"海のココナッツ"という意味のココ・デ・メールという名前がついた。

 当時、ココ・デ・メールは非常に貴重品で、海中や海岸で見つかった実はすべて、当地の王のものになった。王はこれらを高値で売ったり、豪華な贈り物にした。中東の王子や神聖ローマ帝国のルドルフ二世も、この珍しい宝に財産をつぎこんだという。

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・ココ・デ・メールの木がさらなる伝説を生む
 実の原産地であるセーシェル諸島でココ・デ・メールが発見されたのは、18世紀半ばに探検家がこの島を発見した時だ。

 そこでまた新たな驚きの発見があった。ココヤシと違って、ココ・デ・メールの木には雌雄がある。メスの木にはお尻そっくりの実がなり、オスの木はまるで息子スティックのように見える尾状の花をつけるのだ。人間の生殖器によく似た形状が、さらなる伝説を生んだ。

ココ・デ・メールのオスの花

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 こんな都市伝説が生まれた。
暗い嵐の夜、木々たちはこっそりと地面から自らを引き抜いて歩き出す。オスとメスの木はお互いに引き寄せられるように出会い、情熱的に愛し合う。だがその場面を見てしまった者は皆、死ぬか失明する運命をたどる。
 今日でもなお、ココ・デ・メールの授粉の仕組みは完全にはわかっておらず、それがますますこの木の謎めいた魅力を助長させている。

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 またこんな話もある。

 1881年、英国軍のチャールズ・ジョージ・ゴードン少将が、セーシェル諸島のプララン島にあるヴァレ・ド・メに上陸し、ここが聖書のエデンの園だと確信した。

 熱心なクリスチャンで宇宙論者のゴードンは、ココ・デ・メールの実の形を見て、イヴがアダムに

与えた禁断の果実だと思ったのだ。

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 お尻の形をした種子は果皮を取り除いた中にある。

 種子をカットした断面図

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 現在、ココ・デ・メールは、植物として5つのギネス記録をもっている。
(1)42キロの実をつけた最大の野生果実

(2)17.6キロの種は世界最重量

(3)4メートルもの子葉は世界最長

(4)メスの花はヤシ科の中で最大

(5)枯葉の栄養分を回復させるもっとも効果的な植物


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 どんな味がするんだろう?やっぱヤシの実に近いのかな?タイでは試食会のようなものが行われているようだ。

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via:amusingplanet/ translated konohazuku / edited by parumo



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