フジテレビは次期社長で甦る?局内を萎縮させる”老害”で末期症状に (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■フジテレビの”ポスト亀山”を決めるのは……

 仮に亀山社長が退任するとしたら、最後まで競った大多亮氏(現・常務)が新社長に浮上か? と思ってしまうのは人情。実際にネット上では、「かつて女優・鈴木保奈美(50)と浮き名を流した大多さんが社長になれば、現在の鈴木の夫・石橋貴明(55)のとんねるずは窮地に陥るな!」などと、面白がっている。が、意外にも大多常務は蚊帳の外だと言う。

「亀山さんもそうだが、大多さんは芸能人みたいなもの。フジテレビのかつての派手さが、いまの時代にそぐわないから低迷している面もある。社内で取り沙汰されているのは大多さんじゃないです」(フジテレビ幹部)

 新社長候補はフジテレビの鈴木克明常務、フジ・メディア・ホールディングスの金光修専務……そして最有力候補として浮上したのが、フジテレビ・遠藤龍之介専務だ。あの芥川賞作家、遠藤周作(注4)のひとり息子であり、温厚な人柄で局内外から人望が厚い。ゆえに遠藤専務への期待は高まっている。

 とはいえ——。これも何度も指摘されているが、すべては日枝久会長(79)の一存で決まるのが現在のフジテレビ。1992年のクーデター(注5)による権力奪取以来、長きにわたって独裁を続ける日枝会長。社内を、グループを委縮させ、放送より政治(注6)に血道をあげる老害の存在こそ、フジテレビ低迷の元凶と指弾する向きは多い。亀山社長の責任以前に、日枝会長こそ潔く退くべきではないのか?

「会長が退く気配は全然ありません……。それに会長も社長も、先のスケジュールをどんどん入れている。社長交代があったとしても、6月より先になる可能性が高い」(前出・フジテレビ幹部)

 むろん恩義もあろうが、亀山社長は外される前に映画のように言うべき。

「低迷は現場で起こってるんじゃない。会長室で起こってるんだ!」

(注1)倉本聰…『北の国から』『前略おふくろ様』『昨日、悲別で』などで、知らぬ者はいない脚本家、劇作家、演出家。この発言は「週刊文春5月4日/11日号」より。
(注2)ドラマ『やすらぎの郷』…石坂浩二、浅岡ルリ子、加賀まりこの元夫婦、元恋人の出演で、シニア層を中心に話題沸騰。キャストが大御所ばかりなので、ギャラと健康が心配されている。
(注3)大多亮…『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』『愛という名のもとに』など数々のヒットで、トレンディドラマを確立した名プロデューサー。女優・鈴木保奈美と不倫関係になるなど、派手な私生活でも知られた。現・フジテレビ常務取締役。
(注4)遠藤周作…創作のベースにカソリックがあり、『沈黙』がマーチン・スコセッシ監督によって映画化されたのは記憶に新しい。
(注5)クーデター…フジサンケイグループのオーナーである鹿内一族に、日枝氏らが反乱。グループへの権限を奪い取った。
(注6)政治…日枝会長は安倍首相と親しく、またお台場へカジノを誘致することにも熱心。

著者プロフィール

rensai_tanaka.jpg

コンテンツプロデューサー

田中ねぃ

東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ

「フジテレビは次期社長で甦る?局内を萎縮させる”老害”で末期症状に」のページです。デイリーニュースオンラインは、倉本聰視聴率フジテレビマスコミ連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る