人気俳優が一斉逃亡?フジ月9が陥る”色物キャスティング”の病巣

デイリーニュースオンライン

「貴族探偵」フジテレビ公式サイトより
「貴族探偵」フジテレビ公式サイトより

 テレビドラマは、一体誰が数字を作るのか。嵐・相葉雅紀(34)主演の月9ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系)の第4話が、平均視聴率8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)であることが9日に判明した。次回から加藤あい(34)が出演することが大々的に発表されているが、近年の月9枠は色物しかキャスティングできない傾向が目立っている。

■『貴族探偵』が今度は加藤あいを引っ張り出す

 フジ月9枠の開設30周年記念ドラマ『貴族探偵』がスタートして早1ヶ月。調子がイマイチ悪く、盛り返しの兆しが見えない。

 そんな中フジテレビは、橋本環奈(18)に続き、今度は第5・6話で美形の加藤をキャスティングすると発表。加藤は連続殺人事件に巻き込まれる名家の令嬢・豊郷皐月(とよさと・さつき)を演じるという。

 加藤は『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)や映画『海猿』シリーズで実績を積んでいるとはいえ、実に3年ぶりの女優復帰。相葉との共演は2012年の推理ドラマ『三毛猫ホームズの推理』(日本テレビ系)以来5年ぶりとなる。ただ加藤に対するファンの意見は、演技への期待よりビジュアル先行の声が多い。

「『貴族探偵』の視聴率は初回以降ずっと1ケタ。それでも懲りずにキャスティングで話題を作って視聴率アップを狙っている。視聴者の意見をないがしろにして、脚本や演出のマズさから目をそむける姿勢は理解しがたい」(報道関係者)

 ただ月9のキャスティング問題は、意外と根が深い。

 近年のキャスティングの傾向を見ると、不安を覚えるラインアップだ。ジャニーズ勢や役者業から遠ざかっていた福山雅治(48)、今回の加藤。演技力に不安を抱える中山美穂(47)や西内まりや(23)、桐谷美玲(27)、山﨑賢人(22)に加え、果ては演技未経験のflumpool・山村隆太(32)。要所のキャスティングが色物ばかりである背景には、何があるのか。

「近年の月9はすこぶる低迷し、主演は戦犯扱いされる。だから特に、第一線で活躍する主役級の俳優がこぞって逃亡している。例えば竹野内豊(46)のように、メディアの耳にまで届く破綻話があり、月9ブランドが俳優界隈で信用されていない様子がうかがえる。『〜年ぶりに女優復帰』などというPRは、逆に言うとそれくらい“暇な人”じゃないと引き受けてくれない、悲しい現状を物語っている」(前出・報道関係者)

 月9の話題性を狙ったキャスティングは、一流どころにオファーを断られた末の苦肉の策なのか。視聴者離れも深刻である。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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