香山リカ女史への名誉棄損話にまつわるエトセトラ|やまもといちろうコラム (2/2ページ)
■ネット上のルールにも変化が必要か
その中では、ネットで長く棲息してきた有識者というのは、多かれ少なかれそういうレッテルを貼られたり、妙な物言い、思い込みをされることを前提にやっていかなければいけないことは承知しているからこそ長生きなのです。ネットは意外と新陳代謝があって、ずっとネットで頑張れている人は希少です。心が折れて活動が低迷する人もあれば、似たような主義主張の人と徒党を組まないと精神状態を維持できない人もいます。そういういろんな人がいてのネットだということで、しばらくは「まあ、ネットでのことですから」と笑って済ませることが多かったところが少しずつ変わってきたのかな、と感じます。
とか何とかかいているうちに、今度は伊藤春香ことはあちゅう女史が法的措置をほのめかすような発言をツイートし、話題になっていました。
目に余る記事があったので法的対処を弁護士さんに相談しました。今後世の中はこういう流れになると思うけど、名誉棄損で罰金払うことになる人とか本当に恥ずかしいよな…。家族に「お父さんは会ったこともない人の悪口をネットに書いて訴えられたから貯金なくなったごめんね」とか言うの想像するとさ。
— はあちゅう (@ha_chu) 2017年5月19日
みんな元気があってよろしいわけですね。その目に余る記事というのがどういう内容なのか私には分からないのですが、よほど腹に据えかねることがあったのでしょう。どうも世の中の流れは「ネットだからまあ許す」よりも「ネットも社会の一部と見て、線引きをしない」という対応が増えていくのでありましょうか。
そう考えると、ネットがネットだけのルールでやってこれた時代の終わり、ということを少しずつ肌で感じる季節でして、その意味では香山リカ女史もやっぱ時代の先頭走ってるなーと思ったのでございます。
著者プロフィール

ブロガー/個人投資家
やまもといちろう
慶應義塾大学卒業。会社経営の傍ら、作家、ブロガーとしても活躍。著書に『ネット右翼の矛盾 憂国が招く「亡国」』(宝島社新書)など多数
公式サイト/やまもといちろうBLOG(ブログ)
やまもと氏がホストを務めるオンラインサロン/デイリーニュースオンライン presents 世の中のミカタ総研