秋津壽男“どっち?”の健康学「高齢者は運転免許証を返納すべき?70歳を過ぎると確実に落ちる反応速度」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 70歳を過ぎると、反応速度は若い人より確実に落ちます。運転中、子供が飛び出してきた場合の「反応速度の差」は、どんな人でも生じます。どんなに運転に自信があろうとも、20歳の人と70歳の人が、同じ反射速度でブレーキを踏めるわけがありません。

 経験豊富で思慮分別がありボケてない。そんな人でも事故のリスクは高まるのです。

 免許センターでは反応速度の測定をやっていませんが、本来ならば、もぐらたたきゲームをやらせて合格ラインを決めるぐらいが、判断基準としてはベターかもしれません。

「運転が好きだ」と言う両親から免許を取り上げるのはかわいそうだ、という場合、買い物などでは使わせず、一緒にドライブなどに出かけた場合のみ、運転をさせてあげるのも一つの手です。あなたが助手席にいれば、楽しくドライブを楽しめるでしょう。

 東京都など大都市周辺の自治体の多くは「70歳以上」になるとシルバーパスを発行しています。シルバーパスとは「もう運転をしないでください」として発行されている面もあるでしょう。

 都会に住んでいる場合、パスを手にする年齢になったら運転を卒業しましょう。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「高齢者は運転免許証を返納すべき?70歳を過ぎると確実に落ちる反応速度」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 5/25号“どっち?”の健康学秋津壽男自動車事故社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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