事業成功の原動力 ストックオプションの魅力 (3/4ページ)

新刊JP

やはり新たに事業を作ったり、新製品を売るというのは通常業務よりもずっと難しいことなので、その難易度を考慮した評価体系になっていないとメンバーはやっていられないでしょう。

「3年間は少なくとも潰さずに見てもらう」など期間を決めて、その間は会社の中にいながらも「別動隊」という扱いにしてもらうということですね。

――これまで木下さんが得た「成功報酬」は、どういったものですか。

木下:やはり、ストックオプション関連ですね。あまりはっきりとしたことは言えないのでベンチャーの一般的な話になりますが、急成長企業の場合、たいてい毎年株式分割があって、分割すると株数が倍になる代わりに一時的に株価は半減するのですが、すぐに元の株価に戻り、さらに年内に倍の株価に膨らみます。単純計算で、1年で価値は4倍になります。それを3回、4回繰り返すとみんな億万長者になれるくらいの価値の資産を持つことになります。実際はなかなかピーク時に売り抜けられる人は少ないのですが(笑)

保有してすぐには売れないのですが、1年がすぎると3ヵ月ごとに売却できるようになっていて、その3ヵ月という期間でもかなり価値が上がるんです。だからみんな、職場に来てパソコンを立ち上げたらまず株価を見ていました(笑)。

――夢のある話ですね。ところで、木下さんがこれまで新規事業立ち上げに携わった回数はどれくらいですか?

木下:私はこれまでに、出向を含め、7社転職を経験しているのですが、そのうち5回は新製品や新規事業のスタートに参加するための転職でした。また、外資の日本法人そのものの立ち上げも2度経験しました。
また、今は独立していますが、企業に顧問として入って新商品の開発や事業立ち上げのプロジェクトに参加しています。立ち上げの回数でいうと、これまで大小含めて10回くらいはやってきたと思います。

――転職して即新規事業立ち上げというのはかなりタフな仕事ですね。

木下:そうですね。日本法人立ち上げの時はスタートが私一人で、オフィスにパソコン一台しかない状態からビジネスを作っていきました。

――よくそんなに過酷な仕事にチャレンジされるな、という印象です。
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