池井戸潤が最新作「アキラとあきら」を語り尽くした!(1)物語は著者の半生にちなんだキーワードが関わる (2/2ページ)
白熱していて、僕も好きな場面です。あと、瑛が、実家と同じように潰れそうな工場経営者を救う場面で、彼の過去にまつわる人物が絡むところも‥‥。彬の一族の事情は、この規模の会社ならきっとこういう感じだろうなと、想像しながら書きました。彼の父である社長の一磨(かずま)は、作中ではいちばん優れた経営者。ちょっと頑固で強引なところもあるけれど、賢くて思慮深く、常に正しい判断を下すことができる人物です」
取材・文/大谷道子
池井戸潤:1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞、作家デビュー。「下町ロケット」で直木賞を受賞。著書に半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『ルーズヴェルト・ゲーム』『民王』『七つの会議』『陸王』など多数。