80代からが人生の黄金期だ「八名信夫」(3)地震被災者から水が届いた (2/2ページ)

アサ芸プラス

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 80歳を超え、監督という肩書が加わった八名だが、自身には格別“新たな挑戦”という意識はないという。

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 監督とはいっても映画に関わる仕事ですから、自分にとって特に新しいことだとは思っていません。

 今まで映画のロケやテレビの仕事で、全国各地のいろんな仕事に就いている人たちと話をしてきました。その人たちに教わったことが、80歳を超えた今、自分の糧になっている気はします。それが、被災地の人たちに喜んでもらえる映画を作りたいという気持ちにつながっているんでしょう。

 70歳くらいの時だったと思いますが、旅番組のレポーターの仕事で、日本一の長寿の村として知られる沖縄県大宜味村を訪れたとことがあります。現地で80代のおばあちゃんたちにインタビューする機会がありました。旅番組では定番のシーンですから、特に意識することなく、「おばあちゃん、元気だね」とか「どうしてそんなに長生きできるの?」といった当たり前の会話や質問をしました。そうしたら、その中の一人に「ただ生きてたってしょうがないよ。人の役に立つ生き方をしなきゃいかん。それが長生きの秘訣だ」と言われたんです。その時はこたえました。決して怒り口調ではなかったのですが、「レポーターでござい」みたいな顔で、くだらない質問をしている自分を見透かされた気がしたんですね。

 そのあと、「食っていけ」とゴーヤチャンプルを山ほどごちそうしてくれました。あまりうまくはなかったんですが(笑)、すごいおばあちゃんがいるもんだと思いました。

八名信夫:1935年、岡山市生まれ。明治大野球部から東映フライヤーズに入団。現役を引退後、東映に入社。悪役中心の役者として脚光を浴びる。83年に俳優仲間と「悪役商会」を結成。現在に至る。

「80代からが人生の黄金期だ「八名信夫」(3)地震被災者から水が届いた」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 6/1号八名信夫義援金映画監督被災地エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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