里帰り出産の時期はいつがベスト?事前手続きと病院予約について
出産したばかりの女性にとって、家事も育児もこなさなければならないのは、体力的にも精神的にもかなり大変なことかもしれません。
出産直後の生活を考えて、出産間際に親族のいる実家に戻る、里帰り出産を選択する女性もいらっしゃいます。
今回は、里帰り出産の時期やメリットやデメリットなどについて医師に詳しく解説していただきました。 里帰り出産とは
妊婦が出産前に実家に帰り、実家近くでの出産を選択することを言います。
産後しばらく赤ちゃんの世話に慣れるまで実家で生活する場合が多いようです。 里帰り出産の時期
移動の距離や方法、妊婦の状態によって異なります。
航路の場合
航空会社によって搭乗できる期間や手続きについては規定が設けられており、国際線は国内線よりもさらに細かい規定があります。
以下が、日本国内の航空会社の一例になります。
■ 医師の診断書が必須
国内線だと出産予定日28日前から8日前までに搭乗しようとすると医師の診断書が必要です。
■ 医師の同伴が必須
出産予定日7日前までの搭乗なら医師の同伴が必要になるといったルールがあります。
陸路の場合
陸路では妊婦に関する規定はありませんが、長距離の移動にはリスクが伴います。途中で下車して休んだり、場合により宿泊するなど工夫が必要です。 病院によって異なる里帰り出産への対応
各病院・産院によって、里帰り出産の妊婦に対する対応は異なります。
里帰り出産を受け入れていない病院
そもそも里帰り出産希望の妊婦を受け入れていない病院もあります。
妊娠経過を自院で見ていない妊婦は受け入れられないという理由が多いようです。
里帰り出産を受け入れている病院
里帰り出産を受け入れている場合、何週までには里帰りしてその後出産までの検診をその病院で受けるようにという指示があります。
34週ごろには一度受診が必要になることが多いと思われます。 里帰り出産で必要な手続き
出生届
分娩した場所の役所でも居住地の役所でも提出できます。提出の際に母子手帳が必要です。
助成金や保険
その他、児童手当・乳幼児医療費助成金・健康保険加入の手続きが必要になります。事前に役所で確認しておきましょう。 妊婦健康診査費用助成金は利用できる?
母子手帳と一緒に受け取る妊婦健康診査費用助成金のチケットは他の自治体では利用できません。
一旦全額自費で支払い、後日居住地で手続きすれば返金されます。
病院での領収書を保管しておきましょう。 里帰り出産の病院予約の流れ
1:病院・産院の決定
妊娠が分かったら、里帰りまでの経過を見てもらう産婦人科と、里帰り先で分娩する病院・産院の両方を決める必要があります。
2:分娩予約をする
分娩する病院に手続きを問い合わせ、分娩予約を行います。
里帰りまでの経過を見てもらう産婦人科に紹介状の作成を依頼します。
3:分娩する病院を受診
妊娠初期~中期にも分娩する病院を受診する必要があることが多いです。
4:1カ月検診の予約
産後1カ月を待たずに居住地に戻る場合は、お母さんと赤ちゃんの1カ月検診を受けられる居住地の病院も予約しておく必要があります。 里帰り出産のメリット
リラックスできる
産前産後の時期を実家でリラックスして過ごすことができます。
世話の代行
家事や赤ちゃんの世話を代行してもらえることも多いでしょう。
また、上に兄弟がいる場合は、上の子の世話を頼むことができるでしょう。 里帰り出産のデメリット
親族との衝突が起きやすい
産前産後は出産に関する不安や赤ちゃんの慣れないお世話でストレスが多く、実家の親や実家に住んでいる人(自分の兄弟や親族など)との衝突が起こりやすくなります。
親と喧嘩をして里帰りを切り上げたという人も多いようです。
古い育児法を押し付けられて困ったという人もいます。
夫が孤独感を感じやすい
里帰り中、夫が一人で過ごすことになり、孤独感を感じるようなこともあります。
父親としての自覚が芽生えにくい
産前産後を共に乗り越えるという意識が薄くなり、父親としての自覚が芽生えにくい可能性もあります。 里帰り出産をしない場合
里帰り出産をしない理由
・そもそも実の親が既に亡くなっており実家がない
・実家はあるが仕事や介護があって里帰りしても世話が受けられない
・実の親と不仲である
・上の子が幼稚園や学校に通っており、長期に休ませることができない
・夫に家事能力がなく一人にしておけない
・実家付近に分娩したい病院がない
・妊娠経過中に切迫早産など問題があり、安静が必要になって移動が難しい
など
里帰り出産をしない場合の準備
■ 夫やヘルパーの手を借りる
産前産後を一人で乗り切るのは不可能であり、夫やヘルパーなど何らかの手を借りる必要があります。
その準備は妊娠後期に入ったら早めに整えておく方がよいでしょう。
■ 産褥(さんじょく)入院先を決めておく
産後の経過が良くない場合のために、産褥入院ができる産院・助産院を見つけておくと安心です。
■ サービスを利用する
家事サービス代行、食事の宅配、上の子のシッター、陣痛タクシーなども手配しておきましょう。
里帰り出産をしないメリット
里帰りせずに実母や義母に家に来てもらって世話してもらうという方法もあります。
■ 荷造りが不要
産前産後の移動や荷造りが必要なくなります。
■ 同じ病院に通える
検診も分娩も同じ病院で診てもらえる安心感があります。
■ 夫が育児に積極的になる
夫が産前産後に関わることで、共に乗り切ったという満足感が得られ、以後の育児にも積極的に参加してくれるようになるかもしれません。 最後に医師から一言
どこでどのように出産するかは難しい問題で、しかも地域やその家の事情によって妊娠が分かったらすぐに病院を決めて分娩予約をしなければいけない場合もあります。
それぞれの家庭環境に応じて選択していってください。
(監修:Doctors Me 医師)
出産直後の生活を考えて、出産間際に親族のいる実家に戻る、里帰り出産を選択する女性もいらっしゃいます。
今回は、里帰り出産の時期やメリットやデメリットなどについて医師に詳しく解説していただきました。 里帰り出産とは

妊婦が出産前に実家に帰り、実家近くでの出産を選択することを言います。
産後しばらく赤ちゃんの世話に慣れるまで実家で生活する場合が多いようです。 里帰り出産の時期

移動の距離や方法、妊婦の状態によって異なります。
航路の場合
航空会社によって搭乗できる期間や手続きについては規定が設けられており、国際線は国内線よりもさらに細かい規定があります。
以下が、日本国内の航空会社の一例になります。
■ 医師の診断書が必須
国内線だと出産予定日28日前から8日前までに搭乗しようとすると医師の診断書が必要です。
■ 医師の同伴が必須
出産予定日7日前までの搭乗なら医師の同伴が必要になるといったルールがあります。
陸路の場合
陸路では妊婦に関する規定はありませんが、長距離の移動にはリスクが伴います。途中で下車して休んだり、場合により宿泊するなど工夫が必要です。 病院によって異なる里帰り出産への対応

各病院・産院によって、里帰り出産の妊婦に対する対応は異なります。
里帰り出産を受け入れていない病院
そもそも里帰り出産希望の妊婦を受け入れていない病院もあります。
妊娠経過を自院で見ていない妊婦は受け入れられないという理由が多いようです。
里帰り出産を受け入れている病院
里帰り出産を受け入れている場合、何週までには里帰りしてその後出産までの検診をその病院で受けるようにという指示があります。
34週ごろには一度受診が必要になることが多いと思われます。 里帰り出産で必要な手続き

出生届
分娩した場所の役所でも居住地の役所でも提出できます。提出の際に母子手帳が必要です。
助成金や保険
その他、児童手当・乳幼児医療費助成金・健康保険加入の手続きが必要になります。事前に役所で確認しておきましょう。 妊婦健康診査費用助成金は利用できる?

母子手帳と一緒に受け取る妊婦健康診査費用助成金のチケットは他の自治体では利用できません。
一旦全額自費で支払い、後日居住地で手続きすれば返金されます。
病院での領収書を保管しておきましょう。 里帰り出産の病院予約の流れ

1:病院・産院の決定
妊娠が分かったら、里帰りまでの経過を見てもらう産婦人科と、里帰り先で分娩する病院・産院の両方を決める必要があります。
2:分娩予約をする
分娩する病院に手続きを問い合わせ、分娩予約を行います。
里帰りまでの経過を見てもらう産婦人科に紹介状の作成を依頼します。
3:分娩する病院を受診
妊娠初期~中期にも分娩する病院を受診する必要があることが多いです。
4:1カ月検診の予約
産後1カ月を待たずに居住地に戻る場合は、お母さんと赤ちゃんの1カ月検診を受けられる居住地の病院も予約しておく必要があります。 里帰り出産のメリット

リラックスできる
産前産後の時期を実家でリラックスして過ごすことができます。
世話の代行
家事や赤ちゃんの世話を代行してもらえることも多いでしょう。
また、上に兄弟がいる場合は、上の子の世話を頼むことができるでしょう。 里帰り出産のデメリット

親族との衝突が起きやすい
産前産後は出産に関する不安や赤ちゃんの慣れないお世話でストレスが多く、実家の親や実家に住んでいる人(自分の兄弟や親族など)との衝突が起こりやすくなります。
親と喧嘩をして里帰りを切り上げたという人も多いようです。
古い育児法を押し付けられて困ったという人もいます。
夫が孤独感を感じやすい
里帰り中、夫が一人で過ごすことになり、孤独感を感じるようなこともあります。
父親としての自覚が芽生えにくい
産前産後を共に乗り越えるという意識が薄くなり、父親としての自覚が芽生えにくい可能性もあります。 里帰り出産をしない場合

里帰り出産をしない理由
・そもそも実の親が既に亡くなっており実家がない
・実家はあるが仕事や介護があって里帰りしても世話が受けられない
・実の親と不仲である
・上の子が幼稚園や学校に通っており、長期に休ませることができない
・夫に家事能力がなく一人にしておけない
・実家付近に分娩したい病院がない
・妊娠経過中に切迫早産など問題があり、安静が必要になって移動が難しい
など
里帰り出産をしない場合の準備
■ 夫やヘルパーの手を借りる
産前産後を一人で乗り切るのは不可能であり、夫やヘルパーなど何らかの手を借りる必要があります。
その準備は妊娠後期に入ったら早めに整えておく方がよいでしょう。
■ 産褥(さんじょく)入院先を決めておく
産後の経過が良くない場合のために、産褥入院ができる産院・助産院を見つけておくと安心です。
■ サービスを利用する
家事サービス代行、食事の宅配、上の子のシッター、陣痛タクシーなども手配しておきましょう。
里帰り出産をしないメリット
里帰りせずに実母や義母に家に来てもらって世話してもらうという方法もあります。
■ 荷造りが不要
産前産後の移動や荷造りが必要なくなります。
■ 同じ病院に通える
検診も分娩も同じ病院で診てもらえる安心感があります。
■ 夫が育児に積極的になる
夫が産前産後に関わることで、共に乗り切ったという満足感が得られ、以後の育児にも積極的に参加してくれるようになるかもしれません。 最後に医師から一言

どこでどのように出産するかは難しい問題で、しかも地域やその家の事情によって妊娠が分かったらすぐに病院を決めて分娩予約をしなければいけない場合もあります。
それぞれの家庭環境に応じて選択していってください。
(監修:Doctors Me 医師)