神田沙也加（30）の結婚を巡り、急浮上している沙也加と母・松田聖子（55）との一連の確執疑惑。聖子は公式コメントを発していないうえ、挙式にも参列しなかったことで話題に火が付いた。

「沙也加も、父親の神田正輝（66）と夫の村田充（39）との3ショットをインスタグラムに投稿したが、聖子を交えた画像はこれまでアップしていない。こうしたあからさまな行為は10年来にわたって不仲にあると言われる聖子への当てつけのようにも受け取れる。聖子としても、娘の沙也加が収入の乏しい村田と結婚することに根強い不信感を覚えているとも言われています」（芸能誌記者）

　聖子が作詞し、ヒット曲ともなった『私だけの天使 ～Angel～』でのフレーズにある、「約束するわ　ママの命賭けてあなたのことを 守ってゆくわ」が絵空事に聞こえてしまう母子2人の仲だが、いったいどうなってしまうのか。

■松田聖子の確執・復縁ネタはもはや出来レースの扱い？

　聖子はここのところ新譜ラッシュが続いている。3月にアルバム『SEIKO JAZZ』を発表し、5月12日には全米リリースされたばかり。6月7日にも間髪入れず新アルバム『Daisy』が発売される。音楽関係者はこれらのセールス活動が沙也加の結婚に便乗している可能性を指摘する。

「『Daisy』には『あなたpropose tonight☆』という結婚プロポーズをテーマとする聖子作詞・作曲の楽曲も収録されています。プロポーズを受けた女性の喜びや幸せ、愛する男性との永遠の愛を歌った聖子らしい新曲ですが、これは沙也加への意味深なメッセージではと指摘されている。沙也加が今年5月にゴールインすることを見据え、結婚にかこつけた曲をアルバムに盛り込んだとみられています」

『女性セブン』（小学館）は5月の発売号で、4月に聖子と沙也加が2人きりで結婚の内祝いをしていたことを報道。雪解けにありながら、聖子が沙也加の結婚で表舞台に出ないのは「娘の結婚というめでたい話題なので、話題の中心にならないように露出を控えた」などと、母としての気遣いを指摘した。だが、結局は確執・復縁双方の可能性をにじませつつ、新アルバムで結婚をテーマとした作品を収録するという手の込んだプロモーションを用意していた聖子。商魂のたくましさは健在である。

文・鈴木雄二（すずき・ゆうじ）

※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」（宝島社刊・共著）がある。