【プロ野球】負けの美学はどうあるべきか。18連敗、23連敗、28連敗……野球界・負け続けた球団と男たち (2/2ページ)

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■MLB記録は23連敗

 MLBにおける連敗記録としては、1961年、フィラデルフィア・フィリーズが作った「23連敗」がワースト記録だ(※近代野球が成立した、といわれる1900年以降)。この年、7月28日から8月20日までの約1カ月、フィリーズの選手もファンも、勝利の美酒を味わうことができなかった。

 それだけに、連敗がストップすると選手はもちろん、ファンが大喜び。久しぶりの勝利は敵地だったため、チームが本拠地へと帰還した際にはファン約2000人とブラスバンド演奏が空港まで出迎えて選手を祝福した、といわれている。

■個人記録は28連敗

 個人での連敗記録では、大洋に在籍した権藤正利投手の「28連敗」がある。1955年7月から1957年7月まで、ほぼ2年間勝てずに作った「不名誉な大記録」なわけだ。

 普通、これだけ負け続ければ試合には使ってもらえないはず。それでもローテーションから外れなかったのは、いい投球をしても味方の援護がなかったり、エラーに悩まされたり……、という不運が続いたから。

 実際、その実力は疑いようもなく、ルーキーイヤーは15勝12敗で新人王を獲得。連敗記録から10年後、阪神時代の1967年には「1.40」という見事な数字で防御率1位のタイトルを獲得。通算117勝を挙げた大投手だった。

 過去の連敗記録を見ていくと、7月や8月の夏場に生まれたものが多い。選手の疲れがピークを迎えるこれからの季節、「黒星」というストレスとプレッシャーがさらなる負担を生み出し、負のスパイラルへとつながるわけだ。

 各地で梅雨入りの声が聞こえる日本列島、ジメジメしているのは空模様だけ、と行きたいところだが、果たして。

文=オグマナオト

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