木村文乃に北川景子…ジャニーズ御用達女優の絶対条件とは?
嵐の松本潤(33)主演のドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS系)の続編の放送決定が6月9日に伝えられた。同作は昨年の春ドラマとして放送され、同クールのドラマの中でも高い視聴率を記録した。『日曜劇場』枠で続編が製作されるのは、2009年及び2011年に放送された『JIN-仁-』以来となる。キャストには、型破りな若手弁護士を演じる主人公の松本潤はもちろん、敏腕弁護士役の香川照之(51)も続投が決定している。そして、今回新たに元裁判官で弁護士役のヒロインに、木村文乃(29)が抜擢された。
人気シリーズの続編決定にファンも盛り上がりを見せているが、ただひとつ前作でヒロインを演じた女優・榮倉奈々(29)の出演がないことに落胆の声も囁かれている。ネットでも「やっぱりちょっと寂しいなぁ…」「プロレス好きの奈々ちゃんは見れないのか…」といったコメントが寄せられていたようだ。榮倉は今年3月に第1子の妊娠を発表しているため、今回の出演は見送られたと思われるが、やはり人気キャラであっただけに出演を望む声は多いようだ。一方で関係者は、今回の新たなヒロインに抜擢された木村についてこう語っている。
「木村と言えば現在、KAT-TUNの亀梨和也(31)と山下智久(32)が出演しているドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)にヒロイン役として出演している。過去にも嵐の大野智(36)や元SMAPの草なぎ剛(42)らと共にドラマに共演しており、すっかりジャニーズ御用達女優の一人となりました。今後しばらくジャニーズに重宝される存在として共演が続いていくでしょう」(芸能関係者)
■“ジャニーズ御用達女優”の条件とは?
木村のように“ジャニーズ御用達女優”として起用されることが多いのが、有村架純(24)だ。有村は特に嵐との共演作品が多く、大野以外のメンバーとはすべて共演を果たしている。さらに、現在『あなたのことはそれほど』(TBS系)で人気を集めている波瑠(25)も、御用達女優となりつつあるようだ。波瑠は、『世界一難しい恋』(日本テレビ系)で大野と、そして昨年夏に放送された『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ系)では関ジャニ∞の横山裕(36)と共演している。そんなジャニーズ御用達女優には、いくつかの欠かせない条件があるとも言われている。
「最も重要視されているのは、大きなスキャンダルがないというクリーンなイメージでしょう。マスコミにすっぱ抜かれてしまった場合、突然即共演NGとなりかねませんし、女優自身が干されてしまう可能性も高い。また、木村のように既婚者であることも重要な要素の一つです。同じく御用達女優と言われている北川景子(30)も既婚者ですが、スキャンダルの有無のほかに、ファンに対しての予防線を張れるので重宝されるという事情がある」(前出・記者)
さらに、ジャニーズファンの女性達の支持を獲得しているという点も大きいのだという。しかし最近では、その状況もやや変わってきているところもあるのだとか。
「昨今、過去にないほどのジャニーズタレントの女性スキャンダル報道の増加しています。また昨年、木村拓哉(44)が主演を演じたドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)のヒロイン探しに難航したこともありました。女性問題だけでなく、タレントイメージそのものの問題も出てきていることもあり、最近では女優サイドがジャニーズドラマのオファーに対して慎重になっていることもあるようです」(前同)
SMAP解散以降、ジャニーズ全体のイメージがやブランドが下降しているため、今後は新たな御用達女優が出てくるのは時間がかかるかもしれない。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。