中高年を襲う「定年認知症」5つの危ない前兆(1)「俺を殺す気か!」と大声で… (2/2ページ)
脳神経学的に見ても、この年齢からは自分で意識して体と脳のハンドルをしっかり握り、うまくコントロールしていかなければならないんです」
こう指摘するのは、先頃出版した「定年認知症にならない脳が冴える新17の習慣」(集英社)の著者で、脳神経外科専門医の築山節氏(現・北品川クリニック所長)だ。同氏によれば、脳機能は大きく3つの層に分かれており、
「第一層の脳幹は眠りと覚醒、心臓、呼吸、自律神経など生命の中枢で、生命の維持には必須の土台と言うべき機能です。第二層の大脳辺縁系には感情や欲望の中枢があり、脳幹と大脳辺縁系の上にあるのが理性の中枢である大脳新皮質で、脳はこの三層構造で成り立っているんです」
認知症とは、この三層が何らかの原因により異変が生じ、それによって機能しなくなる状態を言う。