缶ごと抱えて頬張りたい極上の芋菓子 / 高知県の元祖芋けんぴ店が誇る「特撰芋けんぴ」 (2/3ページ)

東京メインディッシュ

さっそくかじってみると、ほくっとしたやわらかな芋の甘さと、香ばしい油の香り、ほんのりとした砂糖の甘みが絶妙なバランス。比較的細めのフォルムでポリポリカリカリ、リズミカルな食感が心地よく、食欲をよりかきたてられるようです。

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・土佐になじみ深いさつま芋と「芋舗芋屋金次郎」の関係
薩摩(現在の鹿児島県)から、土佐にさつま芋が伝わったのは江戸時代中期のこと。温暖な気候で栽培に適していた土佐には当時から台風の被害を多く受けましたが、影響の少ないさつま芋は人々の常用食として親しまれたのだとか。さらに貴重な油で揚げたさつま芋は、当時のハレのグルメだったといいます。

そんなさつま芋が芋けんぴとして世に広まったのは、芋が主な食糧として食べられていた戦後まもなくの頃、「芋舗芋屋金次郎」の創業者である澁谷金次郎氏が自転車で売り歩いたことがきっかけでした。それから芋けんぴは茶菓子として、人々に愛されるようになったのです。

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・高鮮度な芋と最高級のブレンドオイル、砂糖だけの究極にシンプルな味を
短冊状にカットしたさつま芋を油で揚げ、砂糖をからめて仕上げる芋けんぴ。素材がたった三つだからこそ、風味にごまかしは利きません。「芋舗芋屋金次郎」の芋けんぴは繊細であり滋味深い風味で、その自然なおいしさをしみじみと感じ入ってしまうはず。

四国に5店舗と都内に1店舗、直営ショップをかまえていますが、商品の購入はオンラインでも可能。「特選芋けんぴ」は110g・180gの個別販売(それぞれ280円、360円)もありますが、1kgの缶入り(2400円)なら、これからの季節のお歳暮などにもぴったり。ぜひ一度、元祖の味をお試しあれ。

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