藤原竜也演じる殺人犯の“ソネ様ブーム”は起こる可能性アリ!? (2/3ページ)

ViRATES

出版会見をニコニコ動画で生配信したり、曾根崎のLINEスタンプが発売されたり、曾根崎との写真をツイッターで拡散するなど、まさに今の若者たちが日々行っているようなことが劇中でも描かれるのだ。

こうした描写に対して、落合さんは、「曾根崎が日本を狂わせていく姿を見た時、『この映画はリアルだ』という言葉が頭に浮かびました」と驚いたそう。

とくにWEBメディアについて「SNSは、スマートフォンの普及により、若年層に限らず全ての世代で利用されるようになりました。もはや情報伝達手段のインフラとなっています。劇中で描かれた“ソネ様ブーム”に匹敵することが現実世界で起きても不思議ではありません」と現実でも起こり得ることだと指摘する。

本作はまさに2017年のリアルな今を捉え描かれており、どの世代の鑑賞者も違和感なく受け入れられるようだ。

さらにSNSは今後ますます発展していくと落合さんは語る。

それは誰もが曾根崎のようにWEBメディアを使って“ソネ様ブーム”を起こせる可能性があるそうだ。

「SNSで誰もが発信者になれる情報伝達の新時代となって行きます。誰もが曾根崎のように大衆を惑わす扇動者になりうる可能性があるわけです。それはWebメディアの強みでもあり、恐ろしい面とも言えるでしょう」。

例えばコンビニのおでんをツンツンする動画で世間を賑わせた “おでんツンツン男”の例は記憶に新しいが、WEBメディアに投稿された動画が一気に拡散され、テレビでも取り上げられるなど、その影響力は増すばかりだ。

本作では現実世界を反映しており、リアルなメディアの描き方にも注目してみるのも面白いだろう。

殺人犯でありながら人々からの支持を集め、一躍時の人となっていく曾根崎。

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