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　米ワシントン州シアトルに、自力でバスに乗り、目的地に着いたら降りて、すたこら歩いてドッグランがある犬の公園に通う犬がいるという。

　ん？その話どっかで聞いたことがあるけど？っていうおともだちは、あの黒いわんこの姿を思い出したかもしれない。そう、彼女は以前カラパイアでもご紹介したエクリプスさんだ。

　あれからおよそ2年が過ぎその後どうしているかと思ったら、彼女はなんと市公認の「バス乗り犬」に昇格、現在はきっちり定期券を身に着けて公園に通うようになっていたのだ。

　というわけでまたもやネット上で話題になっているエクリプスさんの様子をお伝えしよう。



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Pooch + Paparazzi: catching up with Eclipse, Seattle's bus-riding dog・友だちに早く会いたくて1匹でバスに乗り始めた犬
　通い慣れた公園にいる大好きな仲間に会うのが楽しみすぎて、のんびり一服していた飼い主を置いてさっさとバスに乗ることにしたエクリプスさん。

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　以来、彼女はしばしば一足先にドッグパークに到着し、飼い主であるジェフ・ヤングさんが来るのを涼しい顔で待つようになってしまったのだ。

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　それがメディアで話題となり、以前こちらで紹介したときはすでにバスの運転手や乗客と顔なじみ状態、お行儀よく空席についてバスに揺られ、所定のバス停で降り、しれっと公園に到着。という離れ業をやってのけていた。

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・今も元気に乗ってるよ！市公認のバス乗り犬
　そして現在。今年4月で5歳になった彼女は、ちゃんとバスの定期券を身につけてシアトル市にも認められた「バス乗り犬」となり、相変わらずお気に入りの公園に通っている。

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　いつものルートのバスに乗り、乗客とつかの間の交流を楽しむエクリプスさん。今は公式Facebookもあって、シアトル・シーホークスの非公式マスコットなんて肩書もあるようだ。・バスで通うエクリプスさんとシアトルの人々
　シアトルはハイテク産業が多く、市民はとてもオープンで進歩的な人が大半を占めている。そのせいか、同伴者無しで移動するエクリプスさんを見かけても問題視する人はまずいない。だがもちろん彼女は放置されてるわけではない。

　エクリプスさんは日頃ヤングさんにちゃんと管理されているのだが、公園に行くとなるといてもたってもいられなくなって先に行ってしまうのだ。

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・なんてクールな犬なんだ！ネット上では驚きの声も
　そんなわけで、彼女の一人旅は定期的にネットで話題になってしまう。なお、最近の海外掲示板redditではこんな反応が寄せられている。

・バスが来る時間がわかるのかな？

・犬は時間にかなり鋭い感覚をもっている。うちの犬は私が1日2回飲まなきゃいけない薬を飲む時間が来ると毎日ちゃんと教えてくれる。

・子どもの下校時間に合わせて待ち伏せする子や飼い主の帰宅時間に玄関の前で待機する子もいるだろ。彼らは人みたいに時間を定義していないけど、人間社会の中で人の予定やタイミングを知る方法をきっちり心得てる。

・まじか。一人でバスに乗れるまで18年かかったオレの立場は・・

・22になってもドッグランまで行けない俺がいるから安心しろ

・犬が1匹でバスに乗ってても反応しないシアトルの人たちってほんと奇妙

・それは彼らが奇妙なものを見慣れているから。決めつけるのはやめて欲しい。

・ちょっとシアトル行ってくる！

・彼女に関する世間の意見
　多くの人が彼女の話題に興味を持つが、世間にはそれを好ましく思わない人もいる。だがもしエクリプスさんからバスに乗る自由を取り上げたら彼女はとても悲しむだろう。

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　また、仮にそうなった場合、ルートを熟知しているエクリプスさんのことだ、友だちに会いたい一心で歩いて公園に行くことも十分ありうる。

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　すると彼女のバスを禁止するのは現状よりもはるかに危険な事態を招くことになるかもしれない。そんな意見も出ているのだ。

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　ともあれ、エクリプさんとヤングさんのためにもこの習慣が何事もなく続くよう祈るよりほかないが、このまま認知度が上がって町の犬に認定されたブルーノさんのようになればねえ、なんて思う今日このごろだ。


via:petslady、neatorama、facebook、reddit、mnn、komonews・translated D/ edited by parumo




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