21歳、AVデビュー寸前でTVレギュラーだった頃:瀬名あゆむ連載101 (2/4ページ)

ブッチNEWS

数時間で6店舗もまわって、全店でわりとちゃんと食べるんです。さらに6店舗をどの順番で放送するかは編集で決めるので、「もう3店舗めなのでお腹いっぱいですぅ~」とかは絶対NG。味の表現も6店舗全部変えなきゃいけない。ジンギスカンの味をそれぞれ店別に6回レポートするって、20歳そこそこの女の子のボキャブラリーだと相当キツかったです。ちなみに進行台本はあっても、仕込み台詞の台本などはないので、すべて自前の言葉でしゃべっていました。視聴者のみなさんが想像している以上に何倍もガチだと思います、テレビ。

 ただ、さらに出演していた者として本音と本心をぶっちゃければ、本当に一番キツくて、一番気にしていたのは自分の「食レポ」の評判と評価でした。どれだけ視聴者の方々に楽しんでもらえるレポートができたか? どれだけディレクターさんやプロデューサーに認めてもらえる食レポだったか? それを毎食ごとにパンパンになるお腹を抱えながら、ちゃんと考えなきゃならない。それはやりがいでもありますけど、キツいといえばとてもキツかったです。

 『ワッツ・ニュー・キュート』には毎回10人の女の子メンバーが出演していました。私は毎回ずっと出演させてもらっていましたが、実は女の子メンバーは完全にレギュラー化されていたわけではありません。3か月とか半年間や1年間のレギュラーが保証されているわけじゃなくて、不定期にメンバーの入れ替わりがあるんです。
 人気投票があったり、順位を決められたりするわけじゃないんですけど、私としては「毎回精一杯頑張らないと、私みたいに事務所にも入ってない子はすぐ呼ばれなくなっちゃうよな」とは覚悟していました。でも、できればずっと出ていたいなって。

 その頃の私は、〝番組出演をきっかけにもう一度アイドルに……〞になんてことは正直考えてはいませんでした。もう思いっきり好き放題にギャルやってましたから。ただそれでもやっぱり出れるならテレビに出続けて、そこからまた何か展開があれば……なんて淡い期待も実はしていました。どこかの芸能事務所から声がかからないかなぁって。

 結果として、私は半年間に渡って「レギュラー出演」することができました。でも逆にいえば6か月でレギュラー終了でもありました。

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