【第4回】浮気や不倫、二股でもない“オープンな複数恋愛”をする「ポリアモリー」の私について(きのコ) (2/3ページ)
恋人が他の人とデートしたりお付き合いをしたりする時、昔からよく知っている私の友達が相手ならば大して気にならないのですが、全く知らないどこかの誰かだと「相手のことをよく知らないから感じる不安」を原因とした嫉妬が湧いてしまうことがあります。
嫉妬という感情は苦しいもの。しかし、「嫉妬して苦しい! つらい!」とその感情をそのまま相手にぶつけたり我慢して押し殺してしまったりするのではなく、その嫉妬の原因をもう少し詳しく分類してみてはどうでしょうか。
深海菊絵「ポリアモリー 複数の愛を生きる」には、嫉妬について書かれた章があります。
それによれば、嫉妬を感じたときは一人だけで抱え込まずパートナーに相談することが勧められており、パートナー同伴でカウンセリングを受けるのも有効です。
一般に私たちは、感情を個人のものとして捉えがちですが、このように、自分あるいはパートナーの嫉妬に一緒に向き合い、どのように嫉妬を取り扱うかを一緒に考える姿勢が大切です。
また、必ずしも簡単なことではないのですが、嫉妬は自分のことや、自分とパートナーとの関係性、もしくはメタモア(パートナーのパートナー)との関係性を見つめなおすきっかけになるかもしれません。
自分の嫉妬に気づいたら、「自分と相手がきちんと心を開いて話し合えていないのかも……」とか、「自分は相手と本当にこれからも付き合っていきたいのだろうか……」というように、自分を省みて、自分が本当に望んでいることはなにかを考えてみるのです。
このように、嫉妬を排除するのではなく、嫉妬を自らの鏡としてうまく利用していけるといいですね。
ところで、嫉妬の逆の気持ちって、想像したことありますか?
自分の恋人が、自分以外のパートナーを愛している。そのことに対して、ネガティブな嫉妬ではなく、ポジティブな幸せを感じる……。これが、「コンパージョン」と呼ばれる感情で、「嫉妬」の対義語と位置づけられるものです。
ちなみに私自身は、自分の恋人が誰かに恋をして恋愛相談を受けたり、切なそうにしていたり幸せそうにしていたりするのを見ると「かわいいなぁ」と感じたりします。