【終活支援】全国では初となる横須賀市と神奈川歯科大学が献体事業で協定 (2/2ページ)

心に残る家族葬

これによって希望者が死亡した際の手続きや情報が入手できるようになり、献体がスムーズに行われるということである。

自身が死後に医学の発展に役に立つという点で、献体は終活にあたってはかなり前向きな考えができるといえる。

■『献体』は善意による行い? 葬儀の手段?

先も述べたように、献体登録者は年々増加している。今や飽和状態と言ってもいいだろう。その理由の一つに、献体をすれば火葬代・墓代がかからないという考え方があるのではないだろうか。

社会の高齢化や災害の多発など、自らの死について考える機会は以前よりもずっと多くなった。また高齢者の貧困や孤独死など、死に際しても頼れるものがない、というケースが増えている。そんな中、献体という選択肢は医学への貢献など前向きな考え方からだけでなく、普通の葬儀を執り行うよりも金銭的なメリットが大きい、ということから選ばれることが多くある。しかし大学側の負担は大きく、本来の『善意による医学発展のための無償提供』という献体のポリシーから少しずつ外れているような気が筆者にはしてならない。

どんどん身近に、そして人気になっていく『献体』を、漠然と終活の一種として捉えるのではなく、本来の目的をよく考えることが必要なのではないだろうか。

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