幕末の浮世絵師・月岡芳年の妖怪画が一挙公開「月岡芳年 妖怪百物語」開催
幕末〜明治時代の浮世絵師・月岡芳年。同時期に活躍した河鍋暁斎とともに現在でもファンの多い、根強い人気の絵師です。
月岡芳年の代表作には「風俗三十二相」や「月百姿」などの続きモノ作品がありますが、目を覆いたくなるような無残絵の作品を多く残した絵師でもあります。そして芳年は伝記や小説などの怪奇的な物語を題材にした妖怪画も手がけていました。
今回紹介する展覧会は、月岡芳年が描いた妖怪画が一挙公開される「月岡芳年 妖怪百物語」です。
月岡芳年 妖怪百物語
東京原宿の浮世絵専門・太田記念美術館で開催される同展では、多数の妖怪たちが登場する怪奇画集の傑作として知られている月岡芳年の2つの作品集「和漢百物語」と「新形三十六怪撰」に加えて、初期から晩年までの作品をあわせて約100点が出品される展覧会となります。
月岡芳年が師事していたのはかの有名な浮世絵師・歌川国芳。芳年は画業の初期から妖怪や無残な題材を好んで描いており、妖怪画を得意としていた師匠の影響が考えられるといいます。芳年自身が幽霊を見たという話も伝わっており、芳年にとって怪奇的な出来事は身近なものだったのかもしれません。
本展で全点公開される「和漢百物語」は芳年の初期妖怪画シリーズで、27歳の時に出版されたもの。全26図からなります。
そして同じく全点公開される「新形三十六怪撰」は芳年が51歳の頃から出版が開始した、最晩年の妖怪画シリーズ。
初期の妖怪画シリーズ全点と最晩年の妖怪画シリーズ全点が同時に観覧できる機会というのはとても貴重かと思いますので、芳年ファンはこの機会は逃せないのではないでしょうか
「月岡芳年 妖怪百物語」は2017年7月29日(土)~8月27日(日)の期間、浮世絵専門・太田記念美術館で開催されます。(7月31日、8月7、14、21日は休館)
夏真っ盛りのこの時期、月岡芳年の怪奇的世界で肝を冷やしてクールダウンといきましょう!
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