昭和のころにもあった夏の風物詩的「携帯扇風機」プラモデル (2/2ページ)

このファンタジックな雰囲気の『ジャスミン』は、何と芳香剤付き。ファンを回すと辺りにいい香りが漂うという優れもの。女の子に受けようとした商品なんでしょうね。
わたしが一番気に入っているミニ扇風機の箱絵はこちらです。

ドラムの練習に熱中する黒人青年。そこに差し出されるガンタイプの『ハンディファン』。心温まる一瞬を重厚な油彩タッチで描いています。
ところで、小学生当時のわたしはミニ扇風機をポケットに入れて学校に持っていっては「あ~、涼しい~!」などと女の子の前で得意がったものでした。しかし、実のところは大して涼しくありません。ただの見栄っ張りだったのです。
そんな夏の風物詩的なプラモデルとしてのミニ扇風機は、昭和の時代とともに模型店から姿を消しました。
しかし、USBから電源を取るパソコンユーザー向けのガジェット的扇風機や、ミッキーやキティちゃんなど人気キャラクターを盛り込んだ子供向けの玩具などとして、その遺伝子はいまも脈々と生き残っています。
(写真・文/おおこしたかのぶ)