はやくも明暗くっきり?今期”夏ドラマ”の意外な勝ち組と負け組 (2/2ページ)
■もはや夏は“月9頼み”のフジテレビ
一方同じく火曜日放送で、21時台に放送されている窪田正孝(28)主演作『僕たちがやりました』(フジテレビ系)は、苦戦を強いられそうだ。
こちらも同名漫画を原作とした実写化作品となっている。主演の窪田は、何事も“そこそこ”に生きることを信条とする高校生役を担当。そんな主人公がヤンキー校の不良から暴行を受け、復讐を企てるも大事件に発展するというストーリーだ。こちらも『カンナさーん!』と同日の18日に初回が放送されたが、視聴率は7.9%と伸び悩んでいる。
「原作に忠実だという評価はあるのですが、それゆえにリアルな性的描写や暴力シーンが敬遠されたのでは。ネットでも『21時台で見るには気まずい』というような声があり、好き嫌いが分かれる作品となるでしょう。1話目で離れた視聴者が、裏番組の『マツコの知らない世界』に流れてしまうことも考えられます」(前出・関係者)
フジテレビでは、山下智久(32)主演の『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』が、初回視聴率16.3%という数字を記録している。フジにとって今期は、月9に全力を注いでいるという声もあるようだ。
「とくに月9は存続の危機がかかっているとも言われており、月9ブランドの立て直しを急ぎたいのが本音でしょう。しかし『コード・ブルー』終了後の対策を考えないと、秋ドラマはまた惨敗なんてことになりかねません」(前同)
20日には、すでに2話目が放送されている真木よう子(34)主演の『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)が、視聴率を落とし4.5%という状態だ。月9頼みがフジテレビの改善策であるならば、今期のみならず来季の作品たちにも大きな影響を与えることになりそうだ。
- 文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
- ※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する