【高校野球・宿命のライバル】再戦希望! 敬遠騒動の早稲田実対秀岳館ほか甲子園で見たい4つの対決 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■倉敷工(岡山)vs 駒大苫小牧(南北海道)

 ライバル関係とはいえないかもしれないが、もう一度見たいのはこのカード。2003年夏の甲子園1回戦で対戦した両者だが、序盤から駒大苫小牧打線が大爆発し、3回終了時点で8対0の大量リードを奪っていた。しかし、4回裏の駒大苫小牧の攻撃中に激しい雨に見舞われ、試合続行が不可能に。ノーゲーム再試合となった。

 ワンサイドゲーム未遂から一夜明けての再試合。今度は九死に一生を得た倉敷工が粘り強い戦いを見せ、なんと5対2で勝利。天をも味方につけ、異例の大逆転を演じた。

■佐賀北(佐賀)vs 広陵(広島)

 2007年夏の甲子園決勝戦。佐賀北が5対4で広陵を下し「がばい旋風」を完結させた。しかし、この試合は判定を巡って激しい議論を起こした。

 8回裏、佐賀北の攻撃で飛び出た逆転満塁本塁打の直前の押し出し判定が、まず議論の的に。ストライクと見える球がボールと判定されたからだ。マウンド上の野村祐輔が驚きと怒りの表情を浮かべ、捕手・小林誠司がミットを地面に叩き付けるシーンはあまりにも有名だ。

 その議論は判定だけではなく球場の雰囲気にも及んだ。公立校の佐賀北が強豪私立の広陵に挑む構図となったこの一戦。佐賀北の「がばい旋風」を後押しするムードがスタンドには漂っていた。それが審判をも飲み込んだように思う向きも多かった。

 そのため、甲子園の伝統ともいえる判官贔屓の空気感を巡っても「いかがなものか」と賛否両論が繰り広げられたのだ。死闘の末の劇的優勝にも関わらず、佐賀北にケチがついてしまったのも事実……。

 あれから10年、論調も変わりつつある。両校の直接的な因縁ではないが、今度の対戦では甲子園がどんな雰囲気になるのか。楽しみだが少し怖い気もする“胸がざわめくカード”だ。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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