睡眠・飲食は罰金!? ドバイ地下鉄に存在する「厳格なルール」 (2/2ページ)
なお、2015年5月『The National』の報道では、毎日100人もの男性がこの規則を知らずに男性立ち入り禁止席に座ってしまい、処分されているという。このときの罰金は100ディルハム(日本円換算=約3000円)だ。
メトロはチケット額が低額なことから、現地では所得の低いアジア系外国人がよく利用しているものの、なかには英語が読めない人々も多い。このように罰せられる男性が多いのは、英語が読めないことが理由のひとつなっているが、規則はそのような外国人にも容赦なく適用される。
ガムはもちろん、一切の飲食が厳禁
日本からの観光客や滞在者が最も注意するべきなのは、車内での飲食についてだ。
ドバイメトロでは車内での飲食が禁止されている。ラマダン中でなくても、あらゆる飲食は厳禁だ。たとえ水の一滴も口に含むことができない。RTAのメトロ罰金リストには、《飲食を禁じられたエリアでの飲食 ─罰金100ディルハム》とある。2010年4月のGulf Newsによると、この件についてRTAは《たとえ子供やお年寄りでもガムを食べることは罰金となります》、《ガムは禁じられます。なぜなら、利用者はガムを地面に吐き出したり、その吐き出したものが、床やシート、手すりにこびりつきますから》と発表している。外国人が、自国の感覚で「ガムや飴くらいならいいだろう」と高をくくっていると、乗務員に見つかり、罰金を課せられる可能性もある。特に子供連れの観光客は注意するべきである。
ドバイでは、地下鉄に限らず、都市の景観や雰囲気を毀損するような行いは、ほとんど禁じられている。国際的な観光地でもあるドバイが綺麗に保たれているのは、このような当局による厳正な規制があってのことだ。メトロ利用者のよき理解が今後とも求められるであろう。