渡辺直美『カンナさーん!』高視聴率で判明した”真木よう子との違い” (2/2ページ)

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■脚本にハマれる主演女優・ハマれない主演女優

 また、こうした粗い脚本を上手くカバーしているのが渡辺だという評価もある。

「主演を演じている渡辺に関しては、まずその見た目のインパクトが強み。原作を崩さない程度に分かりやすく演じている部分が、原作ファンからも好感を集めている。また、渡辺はかつて深夜ドラマで主演経験もあり、そこでも演技力が好評だった。脚本の現実味のなさを指摘されても、芸人らしさと、コミカルな役をさらり演じきれる要素を持っているのでむしろ上手くものにしているようにも感じる」(前出・芸能記者)

 逆にこうした原作のキャラクターをものにできずに失敗している例が、現在放送中のドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)だという。同名小説をドラマ化し、主演を真木よう子(34)が勤めているが、第2話にして視聴率が4.5%と早くも爆死状態となっている。あることがきっかけでファッション雑誌の読者モデルにスカウトされた主人公の主婦が、一流モデルを目指し奮闘する作品だ。

「原作の主人公は高層マンションに住む主婦なのですが、ドラマではなぜかヤンキー上がりの体育会系の主婦になっています。極端に設定が変えられているのに加え、その設定に真木は役不足だという声も大きく、視聴者としてもややピンとこないようです」(前同)

 人気ドラマのとして認められるには、脚本と出演者の絶妙なバランスも問われるのかもしれない。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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