路上で歌う少女と盲目のギター弾きとの心あたたまる友情『ブランカとギター弾き』

ブッチNEWS

路上で歌う少女と盲目のギター弾きとの心あたたまる友情『ブランカとギター弾き』

ヴェネツィアで絶賛された日本の才能に注目!

カメラマンとしても活躍する長谷井宏紀。日本ではまだなじみがありませんが、ヨーロッパでは短編映画などで高い評価を得ています。そんな彼の長編デビュー作が、『ブランカとギター弾き』です。フィリピンを舞台にしていますが、製作はイタリア。ヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭が出資した、初めての日本人監督による映画です。

主人公のブランカは11歳。親はなく、フィリピンの路上で窃盗や物乞いをしながら暮らしていました。すばしこい彼女は時にはお金持ちから財布を抜き取っては、せっせとお金をためています。ある時、テレビで養子縁組のニュースを見たブランカは、「お母さん」をお金で買うことを思いつきます。なぜならテレビではいろいろなものが売られているし、町の男の人たちはお金で女の人を買っていたからです。お母さんを買えば、学校にも行けるし、お世話もしてもらえる。そう思っていたブランカは、盲目のギター弾きの老人・ピーターに出会います。彼に得意の歌でお金を稼ぐことを教わったブランカは、この出会いにより、新しい運命を切り開きますが……。

フィリピンの町の様子がとても生き生きとカラフルなのが印象的です。ストリートチルドレンを扱っていながら、暗くならないストーリーも魅力。なによりも子どもたちの表情がとても生き生きしていて、「あー、昔は日本の子どももこんな表情していたな」と思わせます。ブランカ以外の子どもたちは、実際にストリートチルドレンの中からオーディションをしたそうです。

最後にブランカがたどりついた「家族」の形に、きっと誰もがジーンとくるはず。明日から少しだけ前向きになれそうな、あたたかい感動を呼ぶ映画です。

(文/吉田直子)

『ブランカとギター弾き』
2017年7月29日(土)よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開

ⓒ2015-ALL Rights Reserved Dorje Film

「路上で歌う少女と盲目のギター弾きとの心あたたまる友情『ブランカとギター弾き』」のページです。デイリーニュースオンラインは、エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る