【プロ野球】夏の甲子園で和田毅が石川雅規に押し出しサヨナラ負け!? オレたち、甲子園で戦ってました! (2/2ページ)
■暴投で決勝点を奪われた有原航平
2010年夏の甲子園の2回戦。広陵高(広島)と聖光学院(福島)の一戦は、後にプロ入りを果たす両右腕の投手戦となった。投げ合いを演じたのは、広陵高・有原航平(現日本ハム)、聖光学院高・歳内宏明(現阪神)だ。
両チームとも無得点で迎えた7回裏。聖光学院高は2安打で2死二、三塁のチャンスを作る。有原は次打者の星祐太郎を空振り三振に切って取ったかに見えたが、これが暴投振り逃げとなり、三塁走者が生還。この1点が決勝点となった。
有原は評判通り、8回1失点、被安打4、6奪三振、無四球と圧倒的な投球を見せたものの、自身の暴投に泣いた。一方、歳内は9回を6奪三振で完封。被安打5、与四死球4と走者を出したものの、粘りの投球で見事に投げ勝った。
早稲田大を経て日本ハムに入団した有原は新人王を獲得し、ローテーション投手に成長。高校卒業後に阪神に入団した歳内は中継ぎに転向したものの、現状伸び悩んでいる。2人の投手戦を再び見ることができるだろうか。
■高校ビッグ3の競演
まだ、記憶に新しい昨夏の甲子園。「高校ビッグ3」と呼ばれた履正社高(大阪)の寺島成輝(現ヤクルト)と横浜高の藤平尚真(現楽天)が2回戦で激突した。雨が降るなかで始まった優勝候補同士によるこの一戦。履正社高は寺島を先発に立てたものの、横浜高は2番手の石川達也を先発のマウンドへ送った。
試合は、2度の中断を挟んだ2回に石川が履正社高打線につかまり5失点。2回途中から藤平が登板した。結局、この5点が響き横浜高は1対5で敗れたものの、藤平は6回1/3回を無失点に抑える好投を見せた。
一方、寺島は初回に1点を失ったものの、2回からはスコアボードにゼロを並べ、さすがの投球を見せている。
試合後にすがすがしい笑顔で握手をした2人は、卒業後のドラフト会議でそれぞれ1位指名を受けてプロ入りを果たす。リーグが違うため顔を合わせる機会は多くないが、近い将来、プロのマウンドで投げ合う2人の姿を見せてくれることだろう。
文=勝田聡(かつたさとし)