24時間マラソンの当日発表に業界内から不満爆発「上層部の自己満足だ」 (2/2ページ)
■24時間マラソンの当日発表に業界関係者からも大不評
この「当日発表」には、業界内でも疑問の声があがっているようだ。放送翌日にイベントに出席したアンジャッシュの渡部建(44)は「あの演出だと罰ゲームみたいになる」「本来名誉あるランナーだから選ばれたら喜ばなきゃいけない。でも選ばれたいかどうかは言いづらいですよね、本音というとあんな距離を走れない」と胸中を吐露している。渡部自身も練習マニュアルが配られており、当日までトレーニングに励むという。
「今回のやり方はタレント本人だけでなく、周辺の関係者からも不満が漏れているようです。出演者は全員当日まで、それ相応の自主トレの時間を確保しなければならない。そのためマネージャーたちからも、仕事のスケジュールが組みにくいと不満が出ているようです。こうしたやり方は、旧来のバラエティーの流れを好む幹部陣の自己満足だと感じる若手スタッフも多いとか」(前出・芸能記者)
これまでも『24時間テレビ』に批判的な声はあった。視聴者に募金を呼び掛ける一方で、出演者に高額のギャラが払われているのではないかという疑問や、障害者の挑戦を取り上げることで「感動の押し売り」だという意見もある。
「こうした批判を打開する手段として、あえてこうしたバラエティー性を取り入れたのかもしれません。しかしそれのより、本来のチャリティという部分が薄れてしまい疑問を持つ視聴者が出始めた。さらに、ネット番組も24時間視聴できてしまう今、『24時間テレビ』そのものが時代に合わなくなってきているという意見もあります」(同前)
今年で40周年を迎える番組であるが、番組そのものの存続危機が囁かれるのも時間の問題かもしれない。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。