宿坊で湯葉料理と能鑑賞を楽しむイベントを9月28日に山梨・身延山で開催。観世流能楽師・佐久間二郎氏が能楽の舞の一部を上演 (3/4ページ)
・演技:抽象的と言われる能の演技(表現)手法を、実演を交えながら説明
・構造:演ずる専用の劇場能舞台についての説明、鑑賞に役立つ能の見方を解説
・音楽:囃子方と呼ばれる演奏者による楽器の説明や実演
宿坊を舞台にした能のパフォーマンスを試みた例はなく、全国初(自社調べ)のイベントです。能の舞台以外で能を舞うのは異例ですが、能が成立した室町時代当時には行われていたとのこと。宿泊施設である宿坊で高品質な芸能を提供する実績をつくり、こうした形の能の鑑賞もあるということを広く一般に認知していただき、そのことで能の活性化も図りたいと考えています。
<観世流能楽師 佐久間二郎>
1972年、山梨県甲府市出身。高校卒業後に観世喜之師(観世流矢来観世家当主・重要無形文化財保持者)に内弟子入門。1998年に観世宗家より観世流能楽師としての認定を受ける。(公社)観世九皐会に所属、(一社)日本能楽会会員(重要無形文化財保持者)。謡曲・仕舞「観世流 富士の会」主宰。山梨県立大学非常勤講師。山梨県甲府市・武田神社や山梨市、市川三郷町に謡曲・仕舞の稽古場を持つ。2005年に武田神社で初の薪能を開催し、以後、毎年上演している。
公式HP:http://www5e.biglobe.ne.jp/~hanamiti/
■インバウンド需要の取り込み狙い、山梨ブランドの強化が出発点
昨今の訪日外国人旅行客の増加で、山梨県にも多くの外国人が訪れるようになりました。しかし、彼らのほとんどは富士山が目当てです。富士山以外にも誇るべきローカルコンテンツが多彩にありますが、海外はもちろん国内でもあまり知られていません。
そこで質の高い伝統文化と食を組み合わせ、観光の魅力として富士山に匹敵する価値を生み出したいと考えました。