【プロ野球】押し出しサヨナラに10点差を大逆転。ヤクルトが今シーズン初の3タテを記録した中日との3連戦 (2/2ページ)
■第3戦はなにごともなく
連夜の奇跡的な勝利に酔いしれた。しかし、今シーズン同一カード3連勝はいまだになく、半信半疑のまま第3戦の神宮球場へ足を運んだ。この日も前日に引き続き燕パワープロジェクト」が開催され、多くのファンが緑色のユニフォームに身を包んでいた。
この日の展開は前日とは正反対だった。ヤクルトは序盤から得点を重ね、7回終了時点で11対1と大量リード。「今日は圧勝」と考えるのが普通だ。しかし、前日に10点差をひっくり返している。「明日は我が身」で見守っていたファンも多いだろう。結果的に、その不安は杞憂に終わった。連夜の大逆転劇は起きず、山中浩史が今シーズン初完投勝利を挙げ、11対2で3連勝を飾った。
ヤクルトの打撃陣はこの3連戦で30得点をマーク。神宮球場はハラハラしながらも大いに盛り上がった。生ビール半額デー、燕パワープロジェクトとイベントに合わせたかのような3連勝も素晴らしい。
この3連勝でちょっとだけ、ヤクルトファンの溜飲が下がったのではないだろうか。もちろん、試合の内容を見れば失策、記録に残らないミスなど多くの反省点はある。けれども、この3連戦くらいは、それらには目をつぶって喜びたい、と筆者は思った。残り2カ月、ヤクルトはどのように我々ファンを楽しませてくれるのだろうか。
文=勝田聡(かつた・さとし)