神道に「お盆」はあるの? 仏教とどう違うの? (2/2ページ)
本来は輪廻転生の考え方を持つ仏教とは違って、ご先祖様の霊は神様として子孫を見守り、お盆の時期にはこの御霊を家にお迎えしてお祭りするのが習慣であった。
それが仏教の伝来後「盂蘭盆会」の習慣が取り入れられた結果、二つの行事が重なって ご先祖様にお参りする現在の「お盆」になったと考えられている。
■祖先を大事に思う日本の文化
私事ながら、筆者は父方の実家が仏教、母方の実家が神道であり、両方のお盆を経験してきた。
子供の頃は二つの宗教の違いなど気にも留めなかったが、振り返ってみるとどちらの家でも夏のお盆の時期には、親戚と久方ぶりに顔を合わせ、お墓参りをし、そして楽しい団らんの時間を過ごした。
宗教や宗派の違いに関わらず、故人や先祖を思う気持ちは日本人として変わらない。
マナーや地域のしきたりなど気をつけることもあるが、それでも家族や親戚と集まって、穏やかな時間にして良いお盆を迎えたいものだ。